Animoca Brandsは、人気のブロックチェーンゲーム（NFTゲーム）アプリ『防衛ヒーロー物語』の新規ユーザー獲得（UA）キャンペーンをMoloco Cloud DSPを活用して実施しました。これにより、iOS・Androidともに、他の広告媒体の約半分のインストール単価（CPI）を達成し、さらにiOSでは他媒体と比較して5倍の7日間リテンション（継続）率を記録しています。

Animoca Brandsについて

Animoca Brandsは、急成長するWeb3・ブロックチェーン・仮想通貨業界におけるリーディングカンパニーのひとつです。Animoca Brandsおよびその主要子会社から、ブロックチェーンゲーム（NFTゲーム）、従来型ゲーム、その他各種製品の開発・ライセンス発行をしています。

同社の代表作の1つである『防衛ヒーロー物語』は、ブロックチェーンベースのトークンとNFTを獲得・使用できる基本プレイ無料のゲームとして、2018年に配信を開始し、人気を博しています。
本作の広告キャンペーンに際し、Animoca Brandsは上海のZucks China, inc.のデジタルマーケティングチームと協働しています。

キャンペーンについて

日本は長きにわたり『防衛ヒーロー物語』の主要市場です。
しかし、国内の質の高いユーザーを高いパフォーマンスで獲得し続けることは、これまで以上に困難になっています。日本市場はiOSの比率が高く、AppleのApp Tracking Transparency（ATT）が登場した2021年には、日本国内のUAは大きな打撃を受けました。

広告費用対効果（ROAS）は、獲得したアプリユーザーのリテンション率（継続率）や、アプリ内課金の傾向などによって算出されています。このROASに加えて、CPIを低水準に抑えることが課題でした。

Animoca Brands、Zucks China, inc.およびMolocoは、2021年から日本における『防衛ヒーロー物語』のAndroid・iOSユーザーを獲得するために広告キャンペーンを開始しました。Molocoは、独自の機械学習（ML）モデルと業界に関する見識をAnimoca BrandsとZucks, China, incに提供し、UAキャンペーンをサポートしました。

さらに、このキャンペーンでは動画やGIFなどインパクトのあるクリエイティブを活用することで、成果を上げることにも成功しました。
Zucks China, inc.は、すべての広告がAnimoca Brandsのブランドガイドラインに準拠させながら、Molocoを通じて広告を正しく配信し、最もエンゲージメントの高いユーザーに表示させることができました。

キャンペーン成果

Molocoは高い成果をAnimoca Brandsに提供することができました。
とりわけAndroid・iOSいずれのOSも、Moloco Cloud DSPでのCPIは、他チャネルの半分に抑えられ、また全体的なROASは、Animoca BrandsとZucks China, inc.が配信した他の媒体のROASと同等またはそれ以上でした。

特筆すべきは、ATTプライバシー規制の導入にも関わらず、iOSでより顕著な成果をMolocoを通じて得ることができたことです。日本国内での実績を見ると、インストールから課金に至るコンバージョン率は、iOSでは他のキャンペーンと比較して3倍高くなっており、7日間のリテンション（継続）率は5倍高くなっています。

Animoca Brandsのマーケティング・マネージャー Lucie Acquaviva氏は次のように述べています。
「Molocoの日本でのパフォーマンス、とりわけ、獲得したiOSユーザーの品質については、とても感激しています。Zucks China, inc.は、当社にとって大変貴重な代理店パートナーです。彼らは日本市場を熟知しており、日本でのキャンペーンのパフォーマンスを向上させるためのユーザーインサイトを提供してくれています。」