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ライブ配信に潜むワナ【ゲーム実況者の教科書】

はじめに

YouTubeで登録者数7,000人(2019年5月時点)のゲーム実況チャンネルを運営しているモロトフです。今回は、ライブ配信をメインにしたチャンネルは、なぜ登録者数・視聴回数が増えないのか解説します。

この教科書について

この教科書を読んでもらいたい人
本教科書は、YouTubeでゲーム実況をしている人(初~中堅)や、これから実況をしてみたい人、特にライブ配信をしていて登録者が伸びない人を想定して書いています。

ライブ配信者の実態

ゲーム実況者の立場で、日々、多くのゲーム実況チャンネルを見ていると、様々な「気づき」があります。特に最近、気になったのは、登録者10,000人に満たない多くのライブ配信者(ストリーマー)のチャンネルは、編集された動画をメインとするチャンネルと比較して、明らかに登録者数・視聴回数の伸びが悪いことです。

編集動画からライブ配信へ

そもそも、ゲーム実況者なら誰しも、遅かれ早かれ動画編集は、面倒な作業と感じる時期が来ることでしょう。それもそのはず、多くの場合「ゲーム実況をする」よりも「動画を編集する」方がよっぽど時間が掛かるからです。

そして、いつしか多くの実況者は、編集作業を必要としない「ライブ配信」に心が傾いていくのです。

チャンネル登録者が3,000人以上ともなれば、ある一定数の固定ファンがいるため、ライブ配信をするとある程度の人数が集まり、チャットも常連さんを中心に程よく賑わい配信者もライブを楽しく感じます。

それは例え、以前よりもチャンネル登録者数が伸びなくても、気軽にできるライブ配信は、ゲーム実況者にとって十分なモチベーションになります。

ライブ配信の魅力と難しさ

ライブ配信の最大の魅力は、視聴者との「時間の共有とレスポンスの速さ」が生み出す「一体感」です。

視聴者は、その一体感を求め、告知時間に集まり、ライブが終了するまで、その時間を実況者そして他の視聴者と過ごします。その為、視聴者にとっては、ライブ配信は、時間制約が伴う、ハードルが高い視聴スタイルとなります。

そんな「一体感」を求める視聴者を増やしていくには、やはり実況者側に、人並み以上の能力が要求されます。その能力は、「プレイスタイル」や「トーク力」そして、「周到な準備」だと考えます。

これを実際のコンサート会場でミュージシャンが行うライブを例にするとイメージしやすいと思います。人気ミュージシャンのライブは、主に「高い歌唱力」と「間を持たせるための演出」そして、「余計な間を作らない為の段取り」があって成功するのだと思います。そして、その成功の裏には、そのミュージシャンのみならず、多くの関係者が存在しているのが事実です。

YouTubeで「気軽にできるライブ配信」ですが「成功するライブ配信」を目指すとなると、想像以上に「多くの時間」と「高い能力」が要求されます。

ライブ配信でチャンネル登録者が伸びない原因

チャンネルを成長させるためには、視聴者の興味を引く動画を沢山投稿していくことが重要なので、多くのゲーム実況者は毎日投稿を心掛けています。

ライブ配信が終了した動画も、いつでもチャンネルに投稿することができるので、ゲーム実況者は特に深く考えずに、そのまま投稿してしまいます。

しかし、これがチャンネルの成長を妨げる最大の原因になるのです。

そもそも参加人数が少ないライブ配信を、そのまま動画として投稿することは、編集前のテンポが悪いダラダラと間延びした動画を投稿することと同じことです。そのような動画は、おそらく本人ですら見ることに苦痛を感じると思います。

明確な目的でライブ配信をする

これまで、ライブ配信についてネガティブな話をしましたが、秀でた「プレイスタイル」や「トーク力」が無くても、例えば、視聴者と交流する雑談ライブやアーカイブとして残さないライブ配信は、その明確な目的からチャンネル運営において、非常に意味があると考えます。

成功するゲーム実況について、詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ、読んでみてください。


2016年10月より海外インディーPCゲームに特化した紹介動画をYoutubeであげています。このnoteでも情報発信を2019年1月より始めました。