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Kingdoms Rebornの正直な評価【モロトフのゲームレビュー】

2020年11月にSteamに登場した「Kingdoms Reborn」は、アーリーアクセスタイトルとは思えない完成度の高いゲームです。ゲーム内機能はすでにかなり充実しており、ここでは、このゲームの現状と今後の展望を紹介します。

ゲームを始めるとすぐに、生成されたばかりの世界マップが表示され、プレイヤーは最初の拠点のスタート地点を自由に選ぶことができます。すべての場所が同じというわけではなく、貴重な資源へのアクセスが良い場所もあるので、いきなり戦略性が問われます。最初のタウンホール(役場)が設置されたら、村人を生き生きと幸せにするのがプレイヤーの仕事です。

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一般的なシティビルダーと同様に、村人が生き延びるために多くのニーズを満たす必要があります。食料や燃料となる木材などの資源は当然ですが、村人は病気にかかりやすく、文明の成長を促進するために高級品や建物の近代化が必要とします。

そして、ここに、このゲームの大きな仕掛けがあります。プレイヤーは、好きなときに好きな建物を自由に建てることはできません。その代わり、プレイヤーはある一定の時間毎にランダムに配置されるデッキから新しいカードを選ぶことができます。このカードを使って、新しい建物を建てたり、特殊なアクションをしたり、町役場の方針を変更したりすることができます。このシステムにより、ゲームに深い戦略的要素が加わり、マルチプレイヤーモードでは、特にこの仕掛けが重要になるでしょう。

カードシステム以外にも、プレイヤーは「Anno」や「シヴィライゼーション」などの名作に見られる多くのメカニズムの特徴と似ていること気づくでしょう。例えば、入植者から得られる科学ポイントを使って、新しい時代に対応した革新的な技術を技術ツリーから研究することができます。また、村人の住居をアップグレードすることで解放される技術もあります。

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さらに、プレイヤーは軍事行動を起こして他の文明の土地を奪ったり、属州化したりすることもできます。なお、このゲームは、マップ上に戦闘ユニットを配置するのではなく、影響力ポイントを用いて侵略を行うところがユニークなのですが、その特徴が人によっては、残念に思うこともあるでしょう。

プレイヤーは、他文明の村人を誘拐したり、国庫を奪ったりして、カードデッキを拡張することもできます。それは地道に相手を疲弊させていくような、地味な戦いになるでしょう。ただ、もちろん、他の文明と協力することもできますし、資源を共有するためのカードなどの手段も用意されています。

こんな感じで、なかなか面白い体験ができますが、さすがにアーリーアクセスのタイトルだけあって、いくつかの課題はまだ残っています。

その1つ目が、村人の数がある一定数を超えると、PCに重いパフォーマンス問題が発生します。2つ目の問題は、本作の特徴のひとつであるカードシステムは、序盤にワイルドカード(どんな建物も自由に選べるカード)を追加することで、戦略的な緊張感をなくしてしまっている気がします。シングルプレイでは、AIとの対戦で、多くの機能がそれほど楽しくないことがすぐにわかりました。AIは軍事的な攻撃に反撃しないだけでなく、機能的なコロニーを作る方法をいつの間にか忘れてしまっているようだ。

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とはいえ、『Kingdoms Reborn』は今後もとても期待できるゲームなのは間違いないでしょう。このゲームはまだ初期の開発段階にありますが、すでに名作と感じますし、これまでのところ、開発者は少なくとも月に1回はアップデートを行っています。つまり、今はまだ問題があるように見えることでも、すぐに解決できる可能性があるということです。まだ完璧ではないかもしれませんが、注目に値するタイトルのひとつです。


2016年10月より海外インディーPCゲームに特化した紹介動画をYoutubeであげています。このnoteでも情報発信を2019年1月より始めました。