愛について最近

最近、急に愛について考えることが増えた。


シンプルに老けたのでしょうか。いや、違う。


わたし自身が誰かを、ひいてはそれを通してわたしを、


愛したくなったからかもしれない。


でも、急にそのきっかけをくれたのは


ある夏の日に子供達といっしょに踊ったあの感動だ。


それをこの前思い出したから一気に愛に火が着いたんだ。


子供は、ほんとにすごい。何もしてないのに、愛のかたまりだからだ。


それを感じたのは、いっしょに踊ってる時。

本来私は自分にとっての完璧を追求して1人で浸って踊るのがすき(そしてそれを見せるのがすき)なんだけど、


そのイベントでは私が先生役でみんなに教える演技をしなきゃいけなかったので、


私の本来すきなことよりも、社会的な役割に合わせて子供たちと同じレベルになりながらいつもより簡単に踊ろうと考えていた。


でも、本番当日は全然違った。


みんな、それぞれ完璧で真剣でその時の一瞬一瞬の表現に一切妥協がない。


それを見た時わたしは、自分が子供たちに対してとても傲慢だと初めて思ったし、


子供たちの自然な態度の中に


「みんな違ってみんなどうでもいい」


という雰囲気。


「おまえ、ほんとはそんな(妥協するような)ことやりたいそんざいじゃないだろ」  


って突きつけられる感じ。


そして


「まぁ、そういう状態になるのも仕方ないよな」


というありのままの事実をただ認めてくれるような雰囲気。


この上ない究極の愛をもらったんだ。


分かりやすく言えば、社会的なわたしではない、本質的なわたしを認めてくれるような愛を感じた。

そして、彼らもそう在るようにわたしに見せてくれる。


もうね、それを感じた瞬間にびっくりしちゃったし、完全にお手上げ(いい意味)だった。


彼らが先生だった。


別に子供は直接私になにか促すような発言や行動はしてない。


ただ、態度の中にある雰囲気だけなのに、言語化されない、もうひとつの場所で奥の自分とのコミュニケーションを取ることができる。


これは、愛があるからこそできることなのかもしれない。

この言語化できない、「愛」ってマジで今のわたし(25歳の若造、もしくは大人)に


出来るのか?こんなに都合が良すぎる外側の条件だらけの恋愛の時代で。


難しいかもしれないけど、それでも、少しでも愛を与えられたら。


それと同じように自分を愛せたら。

きっとそれは人間としてほんとに素晴らしい気がするって本気で思ったんだ。



あぁ、愛したい。


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