みなさん、こんにちは！
産後ケアホテル マームガーデン葉山の斎藤です。

本日は、実際にマームガーデン葉山で働くスタッフを紹介いたします。

助産師を目指したきっかけ

「女性ってなんだか不利じゃない？」

そんな気持ちを変えてくれたのが「助産師」でした。

今でこそ、男女平等、ジェンダーレスという考えが当たり前となりました。
しかし、幼い頃のわたしは「女性」であることが、弱点のように感じていました。

高校生の時に、人工妊娠中絶についてディベートをするという授業があり、
そこで初めて知った「助産師」という存在が、それはまるで一筋の光を見たような想いでした。

”助産師”
その存在を知ったことで、女性にはこんな素敵な味方がいるんだ、と。
わたし自身が「女性」という性を受け入るきっかけとなりました。

「女性」だからといって何かを制限されることなく、思いのままに生きることのできる世界を作りたい。
そんな思いから助産師を目指しました。

産後ケアに携わろうと思ったきっかけ。それは、GCU（新生児回復室）での体験がきっかけでした。

命の誕生とは幸せなものである半面、大変なことも多いです。
悲しい事件も後を絶ちません。

助産師を志した時から、
『せっかく生まれてきてくれた赤ちゃんとその家族が、少しでも楽しく生活できるようなサポートがしたい』と、その一心でした。

以前大学病院のGCU（新生児回復室）に勤務していた時、産後についてどれほどの不安を抱えているのか、相談できる人やサポートを求めているのか、ママやご家族との関わりを通して肌で感じました。

情報はいくらでも手に入る世の中ですが、出産前に育児経験がある人は多くありません。

相談できる人が近くにいる環境で、経験を積む。
知らないことを知る機会があり、困ったときに助けてもらえる環境は、
産後に必要不可欠だと感じ、産後ケアに携わりたいと強く思うようになりました。

助産師として大切にしていること

一番は、ママと赤ちゃん、そしてご家族がHAPPYかどうか。

妊娠も出産も育児もいろいろな方法や考え方があります。
人によって正解は違うし、むしろ正解なんていうものはないのだと思います。だからこそ、その時々でママたちが必要とする情報を提供して、意思決定をサポートすることを意識しています。専門職として、「これをやっておけば間違いない！」を伝えられるよりも、たくさんの選択肢を持っていて、ご家族と一緒に悩んだり考えたりできる存在でありたいと思っています。

事業に参加しての面白さ、やりがい

この世になかったものを作り上げること、ママやご家族の笑顔がみえることが何よりのやりがいです。
マームガーデンは病院に比べて滞在期間が長いため、ママやご家族とゆっくりと関われることは本当にうれしいですし、ママや赤ちゃんの様子から学べることも非常に多いです。
この世にはないものを作り上げていくことの難しさもあります。

それでも産後のママとご家族、赤ちゃんのためにこれほど心血を注いで、熱く向き合える事業は他にはないと思いますし、やりがいを感じています。

また、医療者とホテル業という全く異なる業種が共同しているので、葛藤が多いことも事実です。でもそれ以上に、可能性を秘めているとも思っています。
日本の社会を変えていくだろうこの事業に、助産師として関わることができ日々わくわくしています。

日本の産後のサポートについて思うこと、産後ケア界の課題と今後の天望、期待すること

出産後の過ごし方について、必要な情報や知識が得られて、自由に選択できる社会になってほしいです。

現在、日本には民間の産後ケア施設はほとんどありません。
マームガーデン開業から6ヶ月ですが、実際に稼働してみて、産後ケアの必要性を改めて感じています。
そして、産後ケアというものが社会に普及していない、必要性が広く理解されていない、ということ自体が課題であるとも感じます。

利用されたお客様も、意図して産後ケア施設を探していてマームガーデンを利用してくださった方もいれば、広告などを目にして偶然施設を知り利用された方もいらっしゃいます。医療や行政、サービス業など様々な垣根を超えた働きかけやもっと活発に情報発信が行われ、産後ケア施設を利用するかしないか、当たり前に検討できるような社会になってほしいです。

▼産後ケアホテルマームガーデン葉山、創設のきっかけはコチラ

▼マームガーデン公式HPはコチラ。マームガーデンの空き状況も掲載中

▼ZOOMでの個別説明会、施設見学のお問い合わせ、予約は公式LINEから

▼一緒に働く仲間、募集中です