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【アスリート対談】元バレーボール女子日本代表・木村沙織さん✕マムズ社長斎藤睦美 が語る。妊娠・出産・産後について

こんにちは。マームガーデンの事業責任者の斎藤睦美(さいとうむつみ)です。

今回は、第一子のご出産で、マームガーデンをご利用いただいた、元バレーボール女子日本代表の木村沙織さんに、妊娠ライフの不安や身体の変化、当施設をご利用いただいた感想について聞きました。

木村沙織さん ご経歴
元バレーボール日本代表
オリンピックには四大会連続出場
(04年アテネ、08年北京、12年ロンドン、16年リオ)
ロンドン五輪では銅メダルを獲得

2023年2月に男児を出産。一児の母。

写真提供|月刊バレーボール

「初めての妊娠・出産は、情報や想像をはるかに超えるものでした」

斎藤睦美(以下、斎藤):木村さんは2022年2月28日に第一子をご出産されて、産後2週間くらいの時期に、当施設をご利用いただきました。改めて、ご出産おめでとうございます。そして、マームガーデンをご利用いただき、ありがとうございます。

木村さんは長くアスリートとしてご活躍されてきたこともあって、ご自身の心身とも長く向き合ってこられたと思うのですが、ご出産による負荷は感じられましたか?

木村沙織(以下、木村):初めての経験だったので不安もあり、妊娠中は周囲の経産婦さんに話を聞いたり、YouTubeなどネットで情報を集めたりしながら、出産へのイメージを固めていきました。でも、実際の出産は、想像を簡単に、はるかに、超える経験で…、すごく痛かったです(笑)。痛みも含め、心身ともにいい経験になりました。

産後ケアホテル マームガーデンに到着

「命がけの体験をして、改めて世のお母さんたちを大尊敬」

斎藤:妊娠ライフはどんなものでしたか?

木村:足のむくみは多少ありましたが、有難いことにつわりもなく、いつも通りの日常を送っていました。出産の前日まで仕事をしていたくらいです。

斎藤:ご出産はいかがでしたか?

木村:病院に入ってから4、5時間で生まれて、時間的には早い方と言われましたが、出産という本当に命がけの体験をして、改めて世のお母さんたちはすごいなと思いました。

斎藤:自分の親や出産を経験した友人を、改めて尊敬するといいますよね。

木村:はい。特にお子さんが多い方とか、あの経験を何回もしていると思うと頭が上がりません。

「産後ケアホテルの存在を知ったのは、マームガーデンがきっかけ」

斎藤:妊娠中から産後ケアホテルの存在はご存知でしたか?

木村:はい。以前たまたまマームガーデンが、テレビに取り上げられているのを見て知りました。「こんなすごいところがあるんだ」と思って、マームガーデンのInstagramやYouTubeを見たりして、すごく調べました。

実家は東京なのですが、現在の住まいは関西にあって、里帰りはしない予定でした。旦那さんが1カ月の仕事の休みを取ってくれてはいましたが、産後、自分の身体がどうなるかもわからない…。そんな時、たった数泊でも、プロの方にそばにいてもらって、赤ちゃんを見てもらえたり、育児に意見をもらえたりしたら心強いだろうな、利用してみたいなと思いました。

斎藤:どうしても「親に頼る」か「自分たちで頑張る」の2択になってしまいがちですが、そこに「産後ケアホテルを利用する」という選択肢が加わったわけですね。

木村沙織さん、ご宿泊時の様子

「自分と同じ状況のママたちと共に過ごす安心感と心強さ」

斎藤:マームガーデンをご利用いただいた感想を教えてください。

木村:とにかく安心感がありました。朝の3時とか4時に、授乳室にミルクを作りに行くと、同じようにミルクを作ったり、授乳をしている、ママがたくさんいて、「ひとりじゃないんだ」という安心感と心強さでいっぱいになりました。また、何かあってもすぐに赤ちゃんをプロに預けられる安心感もあって、気持ち的にゆっくり過ごすことができました。

「2人目のときは一緒に行こうと幼なじみを誘いました」

木村:もともとお友だちなのかな?というママたちもいて、ごはんも授乳も2人一緒で、ずっと楽しそうに話していました。私も幼なじみとちょうど同じタイミングで出産したので、一緒に来られたらよかったと思いました。

斎藤:その方たちは確か、当施設で知り合って仲良くなられたのだと思います。でも、たしかに、産後のかけがえのない時間を、大切なお友だちと一緒に過ごせるのはいいですね。

木村:「2人目のときは一緒に行こう」と誘いました(笑)。ごはんも美味しいし、景色もいいし、旅行みたいに楽しいんじゃないかな。

斎藤:悩みも共有できると、しあわせに変わることがありますしね。

木村沙織さん撮影 施設からの風景

「産後ケア施設を味方につけて頑張りましょう」

斎藤:最後に。これから出産を迎えるママたちへのメッセージをお願いします。

木村:出産・育児は、頑張りすぎず、楽しんでほしいと思います!
わたしも初めての子育てに奮闘する毎日ですが、マームガーデンでの思い出や写真を見返し、「懐かしいなー」「ちっちゃいなー」と振り返り、我が子の成長に感謝する毎日です。あっという間に大きくなってしまうので、一瞬の時間を大切に楽しんでいきましょう!

対談を終えて。斎藤

自身の妊娠・出産の経験を経て、改めて世のお母さんたちを大尊敬された木村さん。
産後ケアホテルでは、授乳室の中で同じ境遇のママたちを見て「ひとりじゃないんだ」と思えた、というメッセージが私にも刺さりました。

どうしても、社会からの孤立や、孤独感を育児をしている時は感じやすくなってしまいますよね。
そのときに「ひとりじゃない」という思いを感じられるか否かで、
救われる思いは大きく変わります。

みなさんにとっても、育児生活や送る方、その方を支える方々が
孤独を感じず過ごせる日々になれればな、そのきっかけに、
産後ケアホテルがなれればな、なれるように頑張ろう、と私も感じました。

木村沙織さん、ありがとうございました^^
これからの育児生活やさらなる活躍を、応援しています!

斎藤睦美

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