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【閑話休題】過去問の教科ごとの合格者平均点との向き合い方

学校によっては、科目ごとに合格者平均点や受験者平均点などが発表されていますが、この数字って何かに活用したくなりますよね。たとえば、平均点と合格者最低点から科目ごとに按分値を算出して、それを超えた・超えないみたいなエクセル表を作成しがち。
気持ちは分かりますよ、私も同じことを考えましたから。でもこれって罠だよな〜と思うのです。はい、私も最初は同じことをやっていたので同類です😂

学校によっては問題ごとの配点を公表してないところもあり、出版社の予想配点だとそもそも無意味ですし。前回も書きましたけど、塾が対策済みの問題だと、点数が思ったより取れるのは当たり前の話です。本番試験ではおそらく初見問題のほうが多いでしょうから、過去問の点数を超えた・超えてないなんて、全然参考にならんなと思うわけです。

もし過去問で参考になる情報があるとしたら、それは塾テストのような「問題ごとの正解率」だと思います。みんなが解ける問題を落とすのは、今後も致命傷になる可能性が高いからですが、残念ながらそんな情報は非公開な学校が大半でしょう。(でも公開している学校もありますので、念のため学校のウェブサイトは必ずチェックしてください!)
しかし、問題ごとの難易度が分かれば正解率はある程度予想できるはずです。更に「正解率の低い問題なら不正解でも放置でOK」など、解き直しにかけるコストの判断にもなりますし。

では問題ごとの難易度をどう判断するかですが、塾に過去問を提出すると教えてくれるケースもあると思います。校舎によって違うでしょうけど、所属校舎では、算数は難易度を3段階に分類した資料を返却時に添付してくれました。なのでせっせと過去問を提出すれば、塾の先生による難易度判断情報は得られる可能性があります。
だがしかし、提出は塾日にしか出来ない上に、返却に1週間くらいかかることもある。そんなに待ってられないんですよ!難易度は当日に知りたいんです、だって解き直す時に必要な情報ですから。
だからこそ、子どもと一緒に「これは取るべき問題だよね〜」「ここは捨て問じゃない?」など、実施後の取捨選択の判断を手伝うことこそが、親の役割なのかなと思います。少なくとも、按分したボーダー点を算出することじゃない。
ただし素人の親の判断なんて完璧ではないので、最終的には塾等の情報を信用すべきだと思います。でも返却まで待ってられないってさっき言ったやんけ!(堂々巡り)
さぁどうする?

はい、ここで朗報です。先日も紹介した声の教育社さんの「Web過去問」の動画には、問題の難易度を小問単位で動画の冒頭で紹介してくれます。科目のボーダー点数も教えてくれますし、何問くらい正解すると良いかの目安も説明があります。ちなみに難易度が激ムズ評価になっていた問題は、我が家は解き直しもしませんw(社会なら解説は聞きますけど)

家庭教師の先生に聞くのも手ですよね。我が家は国語の過去問は家庭教師の指導時間内でやっているので、その場で即答え合わせ&解説。富豪的解決法ですが、それが可能ならば最強であるのは間違いない。

というわけで、親の役目は課金することだけかも?😅
(中にはWeb過去問にも動画解説がない受験回や学校もあるので、そこは親のサポートが必要にはなるのですけどね…)

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