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街でゴミを拾えているだけありがたい

 ある日ふと海がみたくなり、折角ならビーチクリーンをしようと思い立ち、堺浜へ行くことにした。

 堺浜には、街から流れてきたゴミがたくさん漂着している。砂浜には大量の小さなプラスチック片がどこまでも落ちていた。早速拾い始める。

 たばこ、ペットボトル、ライター、ここに漂着するまでにどれだけのマイクロプラスチックを撒き散らしてきただろう。
 破片となった、人工芝、発泡スチロール、おもちゃ、海の生き物がどれだけ傷つけられたり食べてしまったりしただろう。
 テイクアウトやトレーのゴミ、自然を頂いて生きているのに、食べるだけ食べて自然を汚すなんて、なんて人間は勝手なんだろう。
 いろんなゴミを拾いながら、いろんなことを考えて、悲しくなった。自然に申し訳なくて仕方なかった。

 小さいプラを中心に拾ったから、1時間半くらいずっと拾い続けても、ゴミ袋の3分の1程度にしかならなかった。それだけ、小さいプラを回収するのは大変だった。いつもボランティアでビーチクリーンをしてくださってる方々には本当に頭が上がらない。


 堺浜でのビーチクリーンを経験してから、街でゴミ拾いをしていると「まだ川や海に流れないでここで耐えてくれていてありがとう。原型をとどめている今、拾えてよかった。リサイクルに出せるくらい綺麗な状態で拾えてよかった。街にあるゴミの量を少しでも減らせてよかった。」と、思うようになった。

 捨てる人はまるで地球がゴミ箱かのように捨てていくから、拾っても拾っても次の日にはまたゴミがあって悲しくなるし、いたちごっこだと思う時もある。それでも、生きもの達、私達の体の中に、目の前のプラスチックゴミが入るより先に、拾えてよかった!と思って拾い続けたい。

 私は綺麗な自然で生きていたい。いろんな生き物と一緒に暮らしたい。子ども達にのびのび遊んでいてほしい。不安なくごはんを頂きたい。

 ゴミを拾ったり、そもそもゴミを買わないよう工夫したり、自然をこれ以上壊さないようにみんなでがんばりたいな
(今ポイ捨てしている人は、きちんと自分でゴミを処理できるようになってほしいな👀)

 ゴミを今拾えていること、そして自分も含めゴミを拾っている人達に感謝。いつもお疲れ様です。これからも一緒にがんばりましょう〜🕊️










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