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夏に向かう。

【3年振りの行事など】
ゴールデンウィークも過ぎると季節はどんどん夏に向かう。
あちらこちらで3年振りの祭りや行事が恐る恐る再開されるようになった。仙台では青葉まつりが規模は縮小されたが、山鉾行列、そしてすずめ踊りの連の笑顔とエネルギーが爆発した。

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大相撲の五月場所も2週間があっという間に終わり寂しくなった。
京都では祇園祭も再開だと言う。
インバウンドの世界も小規模ツアーが実験的に行われるようだ。一方で先日オファーがあったばかりの9月末のオーストラリアからのお客様はキャンセルになった。ここのところの少し明るい兆しに何となく実現しそうかとも楽観していたが、まだまだ慎重だ。

【店先の季節もの】
デパートやお茶やさんの店頭には、新茶がずらりと並び、お菓子屋さんでは
はや、水羊羹やゼリーの季節。
野菜売り場では掘りたての筍や蕨は姿を消し,水煮のものに変わった。そしていつの間にか小梅の袋詰めが並んでいた。ついこの間梅仕事をしたばかりだと思ったが、もう今年も梅の季節。                 梅干し作り、今年こそ、と毎年思うが手が届かないでいる。小梅でチャレンジしてみようかとふと思った。周りを見回すと、緑は加速度がついているように深く茂っているし,先日まで咲き誇っていたツツジも終わりを迎えている。

定禅寺通りNHK前


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【四季の楽しみ】
こんなにこまやかに季節の移り変わりがある日本は、本当に楽しいと最近思うようになった。一方で追い立てられているような気もしないでもない。
五月も末、間もなく梅雨の季節となる。一年の半ばに差し掛かるのだ。
西日本では30度にもなっているところがあるようだが、当地はまだまだしのぎやすく助かっている。

【朝食のお誘い】
さて、こんな初夏の日曜日、料理好きで、さりげなくなくおもてなしもこなしている友人宅の『朝食』に突然お誘いがあった。実はやることがあって、ほんの一瞬ためらったが、食べ物の誘惑にはめっきり弱い私の事、『参ります』と即答。お誘いは翌日。少しでもやることを片付け、翌朝起床して何もせずにいそいそと出かけた。前回摘ませていただいた花山椒で作った山椒味噌を持参した。
日曜日はパンケーキの朝食、だと聞いて、何時かはお邪魔したいと思っていたが、何せ日曜日の朝のこと。さすがに遠慮もあった。         先祖代々の広いお庭があり、蕗、タラの芽、山椒の葉、そして各種のハーブ類、これからは梅の実も生り、秋には無花果など自然の恵みを楽しんで暮らしている憧れのライフスタイルだ。

他所で朝ご飯を御馳走になると言うのはなかなか経験できないことだ。  すでにパンケーキのタネは仕込んであって、テーブルセッティングも出来ていた。食いしん坊なのと、朝ごはんを作っていただくという何とも幸せ感でいっぱいになった。

お庭で採れたレタスやルッコラ、ミニトマトなどでサラダが添えられて、席に着くと、焼きたてのパンケーキが出て来た。ふっくらとして綺麗に色づいていた。温かいうちにバターがのせられ、みるみる溶けて行く。大きなメイプルシロップの瓶がドンと置いてあり、たっぷりかけてナイフを入れる。パンケーキは大好物なのでワクワクする。

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昨今はホットケーキミックスで簡単に間に合わせていたが、彼女のは違った。卵にミルク、小麦粉、ベーキングパウダー、ヨーグルト、はちみつ、そして溶かしバター入りの添加物なしの本来のレシピだ。とても自然な味わいで懐かしい香りもして美味しかった。
毎朝飲んでいると言う薄緑色のスムージーがグラスに注がれた。一口含むと生き返るようだった。小松菜、りんご、バナナ、はちみつなどが入っている。ヘルシーで美味しい。
極めつけはお庭の新鮮なミントやレモンバーム入りのハーブティ。ミントの香りがプ~ンと鼻を突いた。パンケーキとお茶を交互にいただいて、どちらもおかわりしていただいた。
エンジンのかかりが悪く、午後から動き出す私としては画期的な朝活だった。感謝感激のひとときであった。

【蕗のちらしずし】
帰宅して、仕事の準備を頑張ったが、楽しいことの後ははかどった。
彼女がお庭の蕗で作ったお寿司のおすそ分けををいただいて来たので、少しおかずを足して夕ご飯にした。オリジナルはこちら。

ruko-chan 元祖ちらし寿司


蕗は水煮にしてお出しに浸して置いたものとキャラブキが入っていた。薄味で良い香り。その他、酢漬けのちりめんやシイタケやニンジン、油揚げの煮たもの、そして錦糸卵がふりかけてあり、トッピングはお庭の木の芽。

メインがあるので、ありあわせのおかずを添えて夕食にした。
蕗のちらしずし・銀鮭の酒塩焼き・茄子と赤ピーマンの山椒味噌炒め・山形の焼き麩の味噌汁。

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我が家の初摘みのイチゴ一粒。酸っぱいが新鮮で完熟。

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彼女の家の様にはいかないが、
私も先日から猫の額の様な庭でプランター野菜栽培を始めた。
どうなるか、とても楽しみである。

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ミニトマト、茄子、ツルなしいんげん、紫蘇、ルッコラ、クレソン、イチゴ、そしてバジルなどを作付けした。専門家から見たら赤子の様な菜園だ。水やりを頻繁にする必要があるのと控え気味にするのが混じっており、むずかしい。収穫出来たら嬉しい。

では今日はこの辺で。


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