「これからも一緒に居たいのになぁ」

会うたびにそう思ってしまう友達がいる。その子のことが好きだし一緒にいたいのに、心ない言葉に傷付いてしまう。被害妄想だったらよかったのに。（残念ながらそうではないみたい）

その子は高校生のときによくわたしを気にかけてくれた。休み時間まで勉強ばかりしていたわたしによく声を掛けてくれたり、くだらない話に付き合ってくれたり。

一緒にいると初めて知る世界がたくさんあったなぁと思う。頑張りすぎないでいいこととか、ただそこに居るだけで愛おしく思われることとか。たくさんの人から愛されている子なんだと感じた。

そういう人もいるんだ、そんな世界もあるんだ、って「別の世界」みたいに感じていた。家柄がよくて周囲に可愛がられて育ったこととか、何でも買ってもらえることとかをよく教えてくれたし。　

自慢というよりもうちの家はこうだからって包み隠ずに言うもんだから。（本当面白いしすごい笑）少なからず羨ましい気持ちは持っていたと思うし、今も変わらず正直うらやましー！！と思う。

高校生のときは気にならなかったんだけれど。どうも最近、久しぶりによく会うようになってからは気になるようになってしまった。

どうしても、下に見られているような感じがしてしまう。顔立ちをいじられたり、細く長く続けていることないよねと言われたり。（それ気にしているんだよと伝えてはいるんだけどなぁ）

バカにする気持ちで言ってはいないと分かっているのに勝手に傷付いてしまう。彼女と私は正反対の部分が多くて、素敵なところがたくさんあると思うからこそ、伝えると私を否定する言葉が返ってきてしまう。

これからも一緒に居たい。これからも好きでいたい。

相手を大切にしたいという気持ちが先行するばかりで、今感じているわたしの気持ちはおいてけぼりだ。友達を、相手のことを大事にしたいけど、自分のことも大事にしたいな。


あなたに出会えてよかったんだよ、と。
また今夜も揺れ動く、こころ。