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週末ルーティン感想

 卒論の全部が終わり切ったわけではないのですが、とりあえず最初にして最大の関門は抜けたのじゃないかということで、70%くらいは解放されました。
 久々に書ける!
だが特撮はお休みだ!(涙)
ということで、今回はシネマンガテレビさんの感想です。
 久々の感想で書くことたくさんあるので、逆に絞れて良かったなって。外伝感想、ずっと書きたかったですし!

「ヴァサラ戦記外伝」ヒジリ猛虎伝
 ヒジリさん、元々髪は赤茶色だったんですね。なのでカムイ様に仕えていた時は全白髪になっていたと。赤茶色(レンガ色?)髪→白髪→抜ける、という毛髪の流れを経ていたわけですね…。
 あと今まで極み持つ人が出てきていないので、たまたまそうなのか錬成方法がどこかで開発されて「極み」と名付けられる力が出て来たのか…?などと思っております。
 体操の技でもだんだんと高度な技が出てくるから、そんな感じなのかなとか。でも多分、たまたま出てきてないんだろうな…。

 虎月一刀流って一子相伝なんですね。今ヒジリが生きているということは、もう継ぐ者がいないんでしょうね…。師匠を越えたことを証明するために師匠を倒すというのと、後は院政みたいな感じにならないようにそうするのかなとちょっと思いました。弟子を背後から操るみたいな?師弟関係って絶対逆らえなさそうな感じあるので…。

 師匠を殺す経験って、弟子本人はどう受け止めてるのかなって思ってはいたんです。    
 多分師匠自体は、ここまで育ってくれて誇りに思う、みたいな感じだとは思うのですが。残される方は平気なフリしてても、お世話になっていた尊敬していた人を殺したと心の傷なんじゃないかなと。
 そうしたら王様との絡みで、師匠を殺したという事実を何とか自分の中で整合性をつけようと強さの証明をしていっているというところがありまして。そうだよなあと納得しました。中々にキツい規則…。そうだということは弟子は最初からわかっているだろうから、訓練を続けながら覚悟を決めながら、でも途中で覚悟が揺らいで訓練に身が入らなかったりわざと負けたりとかしながら。なんとか覚悟を決めて師匠を殺すのでしょうね…。

 虎月一刀流の継承者は実は三番隊にいるなんてこともあるのかもしれませんが、自分のことを振り返ったヒジリが師匠を殺す痛みを背負わせないように継承者を作らなかったとか、「現継承者が死んだら(自然死)名前が譲られる」とかにしてる等。継承者が途切れても仕方ないかもなと思いつつ、いわばヒジリが「命尽きるまで極めた」流派(極みみたいなものでは!)なので、残ればいいなあと思いました。
 
 王様とのくだり、王様がすっごく強くて勝負して勝ったのかと思いきや、人格に惚れたという感じだったのですね。王様は人を見る目があって、ヴァサラ総督が「こいつには邪気を感じない」って受け入れるように、虎丸は心根が悪いわけではないんだって分かったのではないかと。そう考えると、平和の時代の統治者について王様から聞いてたからというのはもちろんですが、ヒジリは青年ヴァサラに王様と似たものを感じたのかなと、今思いました。
 王様はそんなに戦いが好きそうでもなく、本当は平和の時代の統治者になりたかったんだろうなとか思ってみたりするんです。その気持ちを抑えて「武で切り開いて行くしかない」って進んでいくところ。大局観と人としての大きさを感じました。

 で、ここからの虎丸。私の大好きなツンデレ!素敵です。好みです。
 しかも軍の制服が馴染まないながらも、王様との約束を守り兵士たちに暴力を振るったりもしない辺りの協調性というか。自分が強いと自覚しているための自制もあるとは思いますが、それなりにちゃんとしてるところに、師匠は良い人だったんだろうなというのが感じられまして。
 そんな人柄基本だからこそ、だんだん兵士たちが剣を習いたがったり仲間に迎え入れたりするんですよね。虎丸が剣を教えるためにどれだけ時間を割いたのかはわからないのですが、なんだか、すごく一生懸命教えてくれたんじゃないかなって気がするんです。
 最初は大将首を取ろうとしてたものが(止められてちゃんと言うこと聞くところが素直で善き人✨)取らなくなり、恐れられていたのが剣を教えるようになり、皆を助けるようになって慕われるようになり、ってだんだんと虎丸が「ふっ、こいつらときたら」
的に表情も変わって来て。
 元々流派が一子相伝だから一対一で教えられてたと思うし、そもそも孤高が好みというより、人と一緒に何かをするという習慣がなかったんだと思うんですよね。そのため結果的に孤高になってたのが、仲間と一緒に頑張る良さもわかって来て皆も協力してくれて。(元々の人柄の良さがここで効いている!)というか、元々、皆と一緒に何かをする方が向いてた人なのかもしれないし。
 ここに残りたいから残ってるの傍目から明らかすぎるのに、「俺がいないと国王軍はダメだから残ってやるんだよ」ってフリするの、それ待ってました!って感じで私は気持ちが上がりましたよ。

 その後の「人斬り」から「剣聖ヒジリ」命名。
 冷静に考えると、王様かなり莫大にハードル上げて来ましたねって思いました。段階としては、マイナスいくつかから、プラス1万くらいなイメージですよね。
 軍の習慣に馴染んだり、慣れていないだろう座学を眠くなりながらも続けてたり、王様のいう通りに心身を整えたり。流派を極めるために一途に鍛えて来たという経験が生かされて自分を変えて来れた虎丸だからこそ、そんな果てしないハードルをクリアする努力を継続できたんだろうなと思いました。

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