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雪組がT.M.Revolutionネタをやるなんて!

野口先生!やってくれたな!

どうも、雪組を遠くから見守っているハロヲタ兼ゆるめの宝塚ヲタです。
T.M.Revolutionこと、西川貴教さんのフィギュアとお出かけする輩でもあります。

関門海峡と西川貴教


先日、特に予習もせず、雪組公演を見に行ったらTMRネタが出てきて、突然の出来事に体温上昇しました!

公演が終わったので、ネタバレで語らせてください。



雪組「超越雪祭男子」×T.M.Revolution


FROZEN HOLIDAY


1月下旬に、雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY」を、観劇しました。

お芝居の感想は、まるですっ飛ばしますが、ショーで男役たちがT.M.RevolutionのWHITEBREATHを歌って踊る一幕があったんです。

演出の野口先生が男性アイドル好きな性癖知ってたけど、ついに私の好きな雪組かつTMR曲で実現した!!!

そもそもね、男役スター和希そらさんの退団公演ですよ。
全くTMRヲタのメンタルで見てないです。
お芝居の時から、和希そらさんが宝塚の舞台では見納めなんだと、しんみりしてたわけです。

宙組で女役した時(アナスタシアで)くっそ可愛かったし魅力的だったけど、やっぱ男役の和希そらさんはスーパー素敵で、もう宝塚で見られない、今だけなんだと噛み締めました。

ジャンプする一瞬の姿勢もお美しい、自分の体をくまなく思い通りに動かせて表現しきれる姿、今だけだと、ちょっと切ないなと思いながら見てたんです。

組替する前の宙組在籍時から何度か拝見していましたし、朝夏まなとさんとのスカステ番組に出演されていました。
スカパー無料期間で録画したのを結構見返していたので、宙組観劇時、目を引く存在でした。

下級生時代から、めっちゃずっと追っかけているファンでもないですけど、勝手に寂しさ感じ、観劇しておりました。

TMRやるって知らないから
モーニング娘。'24 12期で記念写真撮ってた

真面目な気持ちで見ていたものだから、ショーでいきなり、特徴的な原曲まんまなイントロが聞こえてきて…


「えっ? TMR!?!」

雪組男子たちがステージに出てきたときには、もう、笑いが耐えられなくて、これからTMR曲をやるっていう期待と事実がおかしくて、マスクの下でニヤニヤしました。

もはやこの曲は、ライブでやっても、ゴリッゴリにバンドアレンジでドラムめちゃくちゃ入ってたりして、原曲準拠アレンジのイントロが新鮮なんです。

ステージには、和希そらさん、朝美絢さん率いる超越雪祭男子と称された男役イケメンが揃い、歌って踊ります。

きっとこんな見方をしているのは私だけだけど、雪組×TMR面白すぎるだろ・・・!!!

宝塚×T.M.Revolutionの面白さとおかしさ

歌劇だから歌うの当たり前なんですけど、みんな真面目にやってくれればくれるほど、雪組×TMR原曲がおかしくて仕方なかったし、体温が上がりました。
顔が、くあって赤くなるのを感じました。

馬鹿にしてるんじゃないんです。
面白いんです!
この感覚、すごく言い表すのが難しい…

私の中で、西川貴教という存在は遠い親戚のお兄さんみたいなものになっています。

そうは言うても53歳ですが…


勝手に身近に思ってしまっている存在と、どんな芸にも超絶真面目にやりきるし、身近と真逆の存在である超絶非現実の宝塚男役が絡むんです。
奇妙な関係性に、おかしさが生まれるのです。
※あくまで、私の中でです。

宝塚歌唱でJ-POP歌うのは、男役ボイスでいけるキーも違えば、テンポも早くて、歌える人じゃないと難しいと思います。

そこのアンバランス感にTMRが混ざると、面白い!
のだと、この気持ちを解釈します。



トドメに、ステージのビジョンじゃなくて、なんて言えばいいんだ、幕?に、「超越雪祭男子」って文字が出てきて、ホント申し訳ないんですけど、クソダサでした。

瞬時に思い出しました、斎藤一を。
望海風斗さんの壬生義士伝じゃなくて、早霧せいなさんのるろ剣の方の斎藤一です。

早霧せいなさんトップ時代の雪組るろうに剣心にて、現トップ彩風咲奈さん自身の素晴らしい2次元のようなスタイルをもってして、3次元へと爆誕させた斎藤一。

超絶スタイルで、誰にも飼われない壬生の狼が、一人銀橋で高らかに歌い上げる「悪・即・斬〜!」の(パフォーマンス中、ステージに悪!即!斬!って文字が出る)に次ぐぐらい、私の中でクソダサでした。

文字を出さなければ、歌うだけならかっこいいだけだったのにな。


↓「悪・即・斬」で時間指定しますので、二次元のスタイルを御覧ください


話がそれました。
「超越雪祭男子」たち、ちゃんと各々にメンカラ設定もされており、衣装には異なるカラーが配色されています。
野口先生、さずがアイドルを押さえています。

もし、客席でペンラが振れたなら、色んな色が振られて、きれいな景色になったことでしょう。

宝塚ファンで、そんな客席の景色が見たい人は今すぐハロプロのライブに来てください。きれいですよ、ほんと。
ハロヲタになり、現場行って一番感動したのが客席のペンラ景色です。

ちなみに、ハロプロ公式のペンライトは22色の色に変わります。
現場に行っていると、いつの間にかカラー配列を覚えるので22色でも全く問題ありません。
現場を重ねると、把握できるようになっています。


そんなわけで、雪組でTMRネタで、和希そらさんの退団とか、彩風咲奈さんの退団発表とか、お芝居のあれ?っていうとことか、色々色々思ったんですけど、全部吹っ飛びました。

面白かったから、いいや!!!

雪と風には、西川貴教が合う


かつて、花組×T.M.Revolutionが意外とあった

宝塚がTMRをネタにするのは、初めてではないです。
私の記憶に残る過去を、振り返ります。

明日海りおさん×HOT LIMIT


明日海りおさんが歌った時は衝撃でした。
別界隈のオタクの友達に、「明日海さんがTMR歌っててなんとも言えない気持ちになった、これを聞いてほしい」って連絡した記憶あります。

かっこいいんだけど、個人的な印象としては宝塚×TMRの謎の組み合わせがやっぱりおかしくて、なんだこれは!?と。

宝塚って現代劇が少ないからか、フランクな言葉で台詞を言うとか、ショーのオリジナル楽曲の歌詞にもなかなか出ない印象です。
それなのに、明日海りおさんの素敵なお声で、意味分かんない造語「生足魅惑のマーメイド」って言ってるのがとても新鮮です。

▼今も視聴できます


▼当時


▼現在(を元に作られたフィギュア)

ムッキムキ


BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−

NHKBS放送で見たので、またいつか再放送するかもしれません。
TMR楽曲がショーの中詰に使われていました。
結構、長く使っていた記憶です。
明日海りおさん、TMR好きなのか、キーが合うのか。
あ~~~コレも野口先生演出か!
つまり、雪組で再犯か…(罪ではない)

柚香光さんが「ハイビスカアァァス!!!」って元気に声出しするのと、水美舞斗さんが可愛らしい蜂になっているのが印象的でした。

▼TMRネタ部分が入っているので、時間指定しておきます。

りお様的にもオールオッケー!!!

TAKARAZUKA ∞ 夢眩

蘭乃はなさんと望海風斗さんが歌っていました。
歌唱力おばけの水樹奈々さんとTMRのコラボで、楽曲制作側はTMR陣営です。
だから、コラボ曲とは言え、ものすごくTMRっぽい曲を宝塚でやる、というのは単純に嬉しかったです。
宝塚でもTMR曲やれるんだ!という、発見でした。
おかしさっていうか、当時は嬉しかったです。


蘭寿とむさんの退団公演のショーで、明日海りおさんの「俺はスパイダー」と、蜘蛛男コスから始まるのが強烈です。
男役の群舞、蘭寿とむさんの背中、かっこよかった。

▼謎の世界感を出してくるMV

約10年前の2013年、TMRのツアー千秋楽の国技館へ行きました。
曲の間にコレ↑関連の映像が流されれて、臭いほどの厨二病セリフが行き交うものの、想像の余地が多すぎて、正直、意味わかんないライブでした。
そして、両国国技館の枡席を初体験。
また行ってみたいです。


TMRじゃないけど、星組STARS11を語り継ぎたい


TMR曲でもなんでもないんですけど、野口先生の男役でアイドルやろうぜ!っていうパッションと合わさった星組の衝撃がすごすぎて、私の中で永遠になってるショーの一幕を記します。

2016年 星組公演『THE ENTERTAINER!』

北翔海莉さんの魅力全部盛りで、好きなショーです。
野口先生の大劇場デビュー作かつ、102期生が初舞台を踏んだ公演で、STARS11が爆誕しました、

このショー大好きなので語りますと、特に中詰(中盤の盛り上がる部分)の前にスパニッシュでトップさんのダンスがあり、特に最後、バッと扇を顔の横に広げて、すんごい角度で上半身を後ろへ反ったポーズ決める妃海風さんがイイんです。

その後、自力でギュンって体を起こして元に戻って、何でもないですよみたいな笑顔で、全体の中詰に参加するの超かっこいい。


私の好きな衣装の一つがスパニッシュです。
トップコンビさんは、黒メインで作られていて、大人っぽくてめっちゃ好きだし、そっから中詰でみんなバーって出てくるのも良きです!


▼トップコンビのスパニッシュ 時間指定


そして、白シルクハットに白い燕尾服、羽根扇を持って娘役さんたちを侍らす紅ゆずるさん、めっちゃいい。
クラシックな衣装も好きで、シルクハットに燕尾服、恵まれた体型の方が着こなすとなんて素敵なのでしょうか。
書いてると止まらないので、本題に行きます。

STARS11の衝撃
そんな中、結構最後の方に、STARS11と名付けられた星組男役選抜メンバーのシーンがあります。

このときから、おや、野口先生はこういうイケメン揃えた一幕をお作りになられるのね…月組「A-EN」路線お好きなのね…と、おそらく当時のヅカヲタ達は察したはずです。

▼STARS11 時間指定 8:31ごろ~

みんな一人ずつソロ歌っていって、メンバーには上級生も入ってるんですけど、礼真琴さんが最後に登場するまで、書きづらいけどもう数年前のことだから書きます。

みんな、お歌、がんばれ!!!
っていう感じで、見ていてヒリヒリするんです。

いや、めっちゃかっこいいんですよ。
この場面、顔がいい!スタイルがいい!方々が揃っているんです。

瀬央ゆりあさん、七海ひろきさん、壱城あずささん、天寿光希さん、極美慎さん、雪組来る前の綾凰華さんとか…
礼真琴さんからしたら上級生から同期、下級生の選ばれし星男たちがひしめく中、最後にラスボス化のごとく、ゴールデンでギラッギラな衣装でセンターに登場する、礼真琴さん。

安心の歌声で、気持ち的には、お歌の救世主登場です。 
来たぜ!!!っていう感じ?ヒーローは遅れて登場みたいなのがいい。

その後、各組で野口先生は男役でアイドルやろうぜ!をやらかすんですけど、最強の初期メン、STARS11の衝撃は語り継ぎたい。
あの衝撃は暴風雪(野口先生作 雪組ショーの男役たちの場面)も超えません。

そんなわけで、STARS11もある『THE ENTERTAINER!』好きなショーの一つです。

▼参考:雪組の暴風雪 時間指定



野口先生のことで大分膨らんでしまいましたが、観劇行った時、日比谷シャンテで衣装展やってたのでガン見しました。

宝塚の衣装展示の見せ方は、毎回素晴らしい!
間近で見られるし、最高です。大好き。

でっかいパネル
例えばこちらのお衣装
お衣装さんの仕事がすごい

異素材を使いまくりで、重なり合ってて、意味がわからないバランスで成立している。
何という手作業。
マントみたいな腰から裾にかけての部分、布面積半端ないのでめっちゃきれいに広がると思います。
ドレープが綺麗すぎる!!!

腰の位置がバグってます。
本物だから仕方ないんですけど、高すぎるって。

わたくしの大好物:袖の使用感のほわほわ


久しぶりに、宝塚の衣装展示を見られて嬉しかったです。

また、宝塚でTMRネタをする、その日を待っています。

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