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いつか、何も聞こえなくなったって。

こんにちは。のまるです。

そろそろ12月。一年がどんどん早く感じてきて、これ下手したら爆速で大学生も終わっちゃうんじゃないかな、と若干怯えている日々です。

もう寒くなってきて、絶賛末端冷え性に足を飲み込まれましたが、靴下履いてパンダさんのもっこもこスリッパを履いて、どうにか耐えています。


さて、こんな寒い話はとりあえずここまで。
今日は旅行について、お話をしたいと思います。

我が家は毎年恒例旅行に行きます!みたな感じではなかったので、そんな大層なエピソードがあるわけでもないのですが、楽しいことに変わりはないので、その話を。

まず、高校の修学旅行を除くと、私は関東から下に行ったことがありません。

関東と、東北にしか行ったことがない。
なんなら東北も宮城だけです。関東も神奈川行ったことないし。笑

多分、旅行とはかけ離れたように思われるかもしれません。

別に旅行が嫌いなわけじゃないです。
単純に、お金の面で怖い。大学生ってそんなもんです。笑


でもまぁね、旅行には行きたいんです。
行きたい場所いっぱい!

本当ならね、私ここに行きましたよ、こんなことありましたよ、楽しかったですよ、行ってみてくださいね、…ってするのがいいのかもしれませんが…

残念ながら私は行っていないので、行きたい場所について、お話をさせてください。😧

もしかしたら、皆さんも行きたいって思えるかもしれませんから…🤭


(癖強いです。)

まずひとつ目は、宮城です。

唯一行ったことのある東北県で、実はここに母の実家があります。

あまり頻繁に会いに行けていませんが、私のとっても大好きな場所です。

宮城に行きたい真の目的はまた別にあるのですが、ここで詳しく話すことではないかなと思うので、それは割愛。
あと思いっきりピンポイントで場所ばれちゃう。ちょっと危ない。

宮城に行って、目的の場所に行って、都合が合えばですが、祖父母に会いに行きたいなと、考えています。

祖父母の家は電波が届かなくて、正真正銘、山に囲まれた家。

もちろんコンビニなんて近くにありませんし、大きなショッピングモールも最早あると思っているのか?って聞けちゃうレベル。

でも小さい頃から、その家がとっても大好きで。

虫はいますし、花粉症の時期もとんでもないですし、東北ですから11月にはしっかり凍えます。

それでも、私の地元にはないものを全て持っているあの家が、私にとっては大好きで、物語の中のお家みたいな感覚でした。

元々私は自他共に認める空想暴走野郎なので、それを全力で暴走させることができて、楽しかったのかも。笑

それに加えて、よくわかりませんがどちらかと言えば私は母寄りの人間。

母が田舎で生まれ育ち、文字通りの野生児人生を送ってきたように、微塵も虫は触れませんが、多少はその遺伝子が受け継がれているのでしょう。

将来、本気でああいった家に住みたいって思っているほどです。

結婚とかわかんないから、全然不明瞭ですけれど。笑


さぁふたつめ! 宮城について語りすぎました!🤭

ふたつ目は、青森。
その中でも、太宰治先生の生家に行きたいです。

本当は宮城旅行にくっつけられるものならくっつけたかったのですが、太宰先生はばっちり津軽生まれの方なので、別案件となりました。😇

私の人生で一番好きだと言っても過言ではない「人間失格」。

世の中の汚さを知らず、誰かを愛することはひどく一途だと信じていた私を、真正面からぶち壊した作品です。

一度読んだら内容を覚えていなくても次の本、というとんでも思考回路を持っていた私をしばらく引き止めた、愛に飢えて、そして怯え続けた男の話。

それを書いた太宰先生の生家に、一度だけでいいから行ってみたい。

彼がお道外をすることで愛されることに飢え続けたあの場所が、どれだけ美しくて、寂しかったのか。

本当は玉川上水とか、禅林寺とかも行きたいですけど、まずは生家だべ、と。

流石に冬に行くのは命知らずかなと思っているので、行くとしたら、夏以外のどこかだと思います。

雪に降られず生きてきた酷暑に慣れた人間に、青森の冬を耐えられる自信はありません。
過度な自信を抱いて青森には行きたくない。笑

行って何をするんだと思われるかもしれませんが、正直、行くだけで十分。

「太宰治の生家に行った」という現実が、私が一番望んでいるものです。

でもあれかな。何かおいしいもの食べて帰った方がいいかな。笑
青森って美味しいものたくさんある印象があります。
お腹ぺこぺこにして行こう。倒れない程度に。笑


さぁそれでは、最後。三つ目。
高知県です。

知り合いはいませんし、高知県出身の文豪を知っているわけでも、そこにある特別な場所に行きたいわけではありません。

ただ、高知県に行きたい。

海っぺりとかをね、ずーっと歩いていたいんです。笑

生まれも育ちも今現在も、海なし県にいるもんですから。
海っていうものが、好きっていうか憧れっていうか。

ただ海に来たっていうことだけで、しばらくはテンションが上がる人間なんです。

その中でもなんで高知県?と聞かれますと、単純です。
テレビで見た場所がめっちゃきれいだったから。笑

日焼け覚悟で夏に行って、海っぺり歩いたりしてみたい。
できるのかな。わかんないけど。

それで美味しいもの食べたい!
東北とはまた違ったものあるんじゃないかなって!思うので!

高知県だけ具体性はないけど、この漠然とした状態で行きたいなって思っているのです。

迷子にならない程度にね、計画立てて。
それで楽しみたい。



以上が、私の旅行したい場所です。

もう日本をあっちこっちしますね。笑

それで、おそらく皆さま記憶から一瞬でぶっ飛んでいると思いますが、これの題名。
どう頑張ったって旅行感ないですよね。

最後になんでこんな題名にしたのかを話して、終わりにしようかなと思います。



まず、私が人生で一番執着しているものは、聴覚です。

田舎であればあるほど、虫とか鳥の鳴き声、水の音、時期によれば稲刈りとかをする農耕車の稼働音が、たくさん溢れています。

きれいな景色を見ることも大好きですが、私はやっぱり、何かを聞く方が大好き。

でもいつか、私たちの聴力は落ちていきます。

逃れようと思って簡単に逃れられるものではない。
生きている証拠です。

それにもしかしたら、若いうちに病気にかかって、難聴になったり、何も聞こえなくなったりするかもしれない。

そうすれば、だんだんと色々な音を忘れていって、いつか、何も思い出せなくなります。

私が楽しみにしている音も、もしかしたら、聞こえなくなるかもしれない。

めちゃくちゃに怖いですし、想像もしたくない。

でも、だからと言って、旅行に意味がなくなるわけじゃないです。

音がなくても、視覚があります。

地面を踏みしめている足があります。

ドクダミじゃなければ何でもかんでも触ることができる、手があります。

写真を撮るカメラだってあります。

何も聞こえなくても、少し聞き取りにくくなっても。

行きたい場所に、自分のお金とちゃんと相談をして。
それで、自分の体と一緒に行く。

いつか何も聞こえなくなったとしても、まだ私には楽しむための手段がたくさんあります。


私の人生において、きっと一番望んでいないのは、聴覚がなくなること。

でもそれが訪れてしまった時、それでも、全ての音を忘れてしまったとしても、好きな場所に好きなように行けていたら、いいなって。

まとまりはないですが、これが全てです。

大切なものを失ってしまったとしても、楽しみはとっておかないと。



それに、私の高校時代はほぼほぼコロナに踏み潰されましたから。

これから全部、鬱憤晴らししないと。笑

人生100年。何年生きるかはわからないけれど。

死ぬ間際、あと残された行く場所は天国だけだわ…って思えるようにしましょうね。


なんて、へんてこな約束でした。

もうすっかり日本は寒いです。

健康第一。しっかりごはん食べて、あるならおこた出して、ぬくぬくして。

それでどうか、ご自愛ください。


のまる。👾

(一番上の写真は、去年宮城に行った時、みんなで海に行って、そこで撮ったものです。ひさしぶりに潮の匂いかいで興奮したなぁ。🤭)

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