クレオパトラ7世フィロバトル覚書

☆3000年という悠久の歴史を誇るエジプト王国の女王
☆2000年前頃から500年間第3〜第6王朝古王国時代と呼ばれた時代の王、クフ、カフレ、メンカフレ=ギザの3大ピラミッドを造った王達
☆次いで1500年前から500年第18〜20王朝新王国時代、勢力をユーフラテス迄拡大トトメス3世、強国ヒッタイト撃破ラムセス2世
☆第21〜30王朝にかけて衰退分裂リビアやヌビア人が王位に就く事も有った
☆後アッシリアに支配されペルシアに征服されエジプト一息によるファラオ(王とか王朝とか王国の意味)滅亡
☆その末期王朝時代を経てクレオパトラのプトレマイオス家が地中海を望む街アレクサンドリアに王朝を開いた元々はギリシャ人、ギリシャの小国マケドニアからギリシア全土を制圧後ペルシアを打ち負かし、インドパンジャブ地方迄勢力を拡大したアレクサンドロス大王、大王はエジプトを解放し腹心の武将プトレマイオスに統治を任せたのがプトレマイオス朝の始まり。ギリシャはエジプトの文化宗教を引き継ぐかたちで統治したので、エジプト人はプトレマイオス朝を受け入れた。しかし王家の人間はエジプト語を話さないので支配層のエジプト人と一般のギリシャ人との間には文化な的な隔りがある
☆紀元前70年12月姉ベレニケと共に学問の講義を受ける
☆ファラオは人と神を繋ぐ神官、神の化身
☆オシリス神農業と死を司る神、イシス神は妹で有り妻、この2つの神が重要
☆エジプトは王と王妃が揃ってこそのファラオ
☆クレオパトラは野心家
☆クレオパトラの父プトレマイオス12世
☆この頃の最大の脅威はローマ
☆当時のローマは王政ではなく元老院による共和制でクラッスス、ポンペイウス、カエサルの三頭政治が行われていた。
☆クレオパトラとは父の誉れを意味
☆王朝の権利争い、国の為に強国ローマに賄賂を渡し、安定を保っていたが姉のベレニケ4世が国民に、プトレマイオス12世がローマに賄賂を渡しその為に国民は重税を課せられていると人民煽動し、現王を失脚させる。その後王はボンベイウスを頼りローマに亡命する。
☆ベレニケは姉のクレオパトラ6世も殺害し実権を握る。
☆その後ベレニケはローマのボンベイウス軍に敗れ、ローマ軍将校マルクス・アントニウスと共に帰還した父親に処刑される
☆16歳のクレオパトラはアントニウスに心奪われる
☆王が逝去しクレオパトラ18歳と弟のプトレマイオス13世13歳が即位する
☆宦官ボティノスがプトレマイオス13世を利用しクレオパトラの失脚を狙って実権を握ろうと画策した
☆失脚したクレオパトラは小国アシュケロンへ逃亡
☆共和制のローマで内乱が起きてカエサルがほぼ独裁者となりエジプトの内乱を平定しようと入城、ローマには服従しないと言ったボティノスはあっさり受け入れる。しかもカエサルに敗れてエジプトに助けを乞うたかつてのエジプトの恩人ボンペイウス将軍を暗殺。
☆カエサルはクレオパトラとプトレマイオス13世の仲裁に来た、それを利用すべくクレオパトラはカエサルと婚姻し(カエサルはローマにつまりがいた、ローマの法律では重婚は禁止、エジプトにはその決まりは無い)再びクレオパトラとプトレマイオス13世との王朝を復活する裁定を下すが、それを不服としたプトレマイオス13世とボティノスはローマ軍と戦って敗れてナイルの藻屑となって消え去った
☆そしてカエサル後見の下クレオパトラはエジプトの絶対女王として君臨した
☆カエサルはクレオパトラより30歳年上
☆カエサルに嫉妬したアントニウスはエジプトの用事は済んだ筈だからカエサル将軍にローマに帰るよう進言するがクレオパトラと離れたくないカエサルはアントニウスにローマでの自分の代わりをさせるので帰るよう命令
☆その後クレオパトラはカエサルの子を産みプトレマイオス・カエサル(カエサリオン)と名付ける
☆カエサルが実権を握っているローマだが広大な領土故にいくつもの火種を抱えていた
☆来た見た勝ったボントゥスの反乱を平定した時の戦勝報告。後世に語り継がれるカエサル軍の圧倒的な勝利を伝える名文。
☆BC46年4月元老院は正式にカエサルの独裁を認めた。
☆カエサルの正妻は子供が産めない身体だった
☆カエサルはクレオパトラをローマ市民に紹介してローマ市民に受け入れてもらうかの賭けをした。しかしそれは受け入れられず、徐々にカエサル失脚に繋がる。また力を付けたアントニウスまた正妻の甥オクタヴィヌアス当時16歳らがクレオパトラを狙うようになる。
☆カエサルは元老院を属国にも議席を与え元老院を潰しにかかる
☆カッシウスは元老院を潰されそうになっている事を懸念している。カエサルの正妻カルプニアはカッシウスにローマの伝統を壊してクレオパトラの子供をアントニウスの次の王にする事を目論んでいる夫のカエサルの殺害を依頼する
☆ブルータスは元老院の議員でカエサルの妾の子カッシウスの側近
☆BC45年3月15日カエサル暗殺、妾腹のブルータスにも切られブルータスお前もかと言い残し死す
☆カエサルの正妻カルプニアはカッシウスを裏切って甥のオクタヴィアヌスに夫の復讐と偽ってカッシウスを討伐を図りカエサル軍を掌握する事を考えるが、市民へ、有りもしないカエサルのとするでっち上げの遺言状をカエサルの後継はオクタヴィヌアスだと演説しカッシウスを討つ前にローマ市民とカエサル軍を味方に付ける。
☆そしてオクタヴィアヌスとアントニウスとカッシウス、ブルータスの三つ巴になる。
☆カルプニアは次の手としてアントニウスとオクタヴィヌアスとレピドゥスとの3頭政治を持ち掛け、無駄な争いをするよりはと成立する。
☆三人はカエサル暗殺に関わった容疑者を粛正。その中には元老院の大物キケロなどが含まれ、これがキッカケで元老院は衰退し、共和制の崩壊に繋がり帝政に向かう事になる。
☆アントニウスはオクタヴィヌアスの姉オクタヴィアと離婚してクレオパトラと正式に結婚
☆オクタヴィヌアスはそれを口実アントニウスに戦線布告つまりローマ対エジプトの戦い
☆またオクタヴィヌアスはカルプニアの傀儡だと言う事が我慢出来ずカルプニアを殺害
☆エジプトは敗れオクタヴィヌアスの女になりたくないクレオパトラは毒蛇に自らを噛ませて自害、クレオパトラとアントニウスは同じ墓所に祀られプトレマイオス朝は消滅。
☆その後オクタヴィヌアスは共和制を廃止しローマ帝国初代皇帝ガイウス・ユリウス・カエサル・オクタヴィヌアス・アウグストゥスが誕生した。


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