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04 非常時にこそ出るお国柄と人柄!

携帯すべき必需品リストに加えてほしい   ”感謝の言葉”と ”ねぎらいの気持ち”

 NOCアシスタントは仲間とシフト制にして午前と午後に分けて担当しました。オリンピック村の選手達の居住スペースの一部を事務所にしてそこに常勤します。エストニアの場合は基本的にはM氏の指示に従って選手たちの練習及び本番の会場への移動の車の手配他のサポートをするのですが 時には団長とか選手から個人的な依頼を受けることもあります。
 競技会場近くの宿に宿泊していた選手達の居住スペースが狭いのでその宿をキャンセルしてオリンピック村に集結させてほしいとか 選手の家族が急遽来日することになったので電車のチケットやホテルの予約をしてほしいとか 逆にあれこれキャンセルしてほしいとか。
 これはエストニアに限らずどこの国でも言える事なのですが、何やら懸案事項があるのなら早くに相談してくれさえすれば 何の問題もなく手際よく無理なく手配できたであろうに と思えることが多々ありました。ことが重大であればある程切羽詰まってからの指示になる事が多くて アシスタント達は理不尽な振り回され方をすることになるのでした。
 こういう時お国柄とか人柄が出ますね。
大変な状況の中で悪戦苦闘しているアシスタントに すぐに温かな言葉でねぎらう選手団もあれば 馬車馬のようにこき使うだけこき使って感謝の言葉もない団長とか選手団とか あるいは突然やってきた肩書付きのお偉い方等々・・・
 誰もがみな携帯すべき必需品リストに是非加えて欲しいですね。スマホも大事だけど ”感謝の気持ち” とか ”ねぎらいの言葉” も。

※イラストは本文記事とは無関係です。ただ描いてみたかっただけ。

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