見出し画像

新型コロナワクチン接種記録その2

その1では、予約~1回目接種(ファイザー社ワクチン)までを書きました。

その2では、3週間後の2回目接種記録を書いていきます。2回目はファイザーでもモデルナでも「高熱が出た」「1回目より副反応が強い」という声を多く耳にしていましたが、結論から言うと今回もさほど目立った副反応はなくすみました。「そんな人もいたよ」という参考になれば幸いです。

事前準備

1回目と基本的には変わらず。
先に接種していた友人から、私の近所では見当たらなかった「タイレノール」をいただく。
タイレノール品薄事件?を機に、素人なりにいろいろ市販の解熱鎮痛剤について調べることになった。これまで無頓着に選んでいたけどいろいろ成分に違いがあるのね~と発見。せっかくなので、後半に「市販の解熱鎮痛剤の成分違い」を載せることにしたい。

接種当日

接種会場に向かう前の体温:36.4℃。今回もスポーツドリンクを気持ち多めに飲んで家を出た。
今回もカンカン照りだったが、1回目の失敗を踏まえ、ちゃんとゲリラ豪雨を警戒し折り畳み傘持参にて。(そんな時に限って雨は降らないのが世の常というもののようで…)

1回目と2回目と接種する腕を変えた人もいるようだが、私は1回目特段支障がなかったこともあり、同じく右腕に接種してもらった(私の利き手はおそらく左)。

接種が朝の9時過ぎ。
その日は午前も午後も会社に来客がある日だったので、接種後1時間ほど家で休み、熱がないことを確認してから出社。

だいたい1時間おきくらいに体温を測っていたが、その日は終日熱はなし。仕事も支障なく終了。
強いて言えば多少の腕のあげづらさは感じるが、それ以外にこれといった副反応はなく、平和に就寝。打った方の腕を下にして寝ないようにだけ意識して布団に入った。

接種2日目

2回目接種では接種24時間後くらいから高熱を出す方の声をよく耳にしていた。
運悪く、この日は朝から在宅ではあったが休めない仕事が入っていた。
高熱を出すかもしれないというのはかなりの恐怖…なぜなら、39℃台の熱を出した記憶はおそらく軽く15年は遡るし、38℃台の熱でも4年前に1度だけだ。
何の自慢にもならないが、39℃台の熱が出ていたときも以前勤めていた会社で会議に参加していたし(ちょっとしんどいな~と思って帰宅して熱を測ったら39℃台だったのでびっくりした記憶)、4年前の時も夜に自分が講師を務めるセミナーがあって絶対に休めなかったので、解熱剤で37℃台まで下げて参加したのを覚えている。セミナー後には写真撮影込みのインタビューがあり、なんとかこなしたのだが…その時の写真は案の定かなり顔色が悪かったので、見るたびに当時のことを思い出す。

朝6時(接種21時間経過)。起きるには少し早いが目が覚めたので検温。37.6℃。平熱が高い(36.5℃)ので普通に動けるし、だるい感じもさほどない。この先もっとあがったら嫌だなと思ったので解熱剤を飲むべきか悩む。ただ、私の中で飲む基準として「辛くなったら」というのがあったので、さほど辛くないからまだいいかと思った。そこでトイレに行き、スポーツドリンクを飲んでもう1時間ほど横になることにした。

朝7時(接種22時間経過)。熱は36.9℃に下がっていた。発熱が瞬間的なものだったのならよかったなと胸をなでおろす。

朝9時から夕方まではオンラインでの仕事。
1時間ごとに熱を測り急変に備えるが、36.9℃~37.0℃をうろうろ。
大きく上がることはなく、多少の倦怠感のみ。腕もやや張っているが日常生活に大きく支障がでるほどではなかった。
今回もお昼はレンチンご飯と吉野家の牛丼のもと。食欲は1回目同様、通常より増すらしい。食欲はあるがちょっとけだるい、というときにレンチンご飯は最強である。味も割とおいしい。

ここでちょっとした誤算が。
生理が少し予定より早く始まったのだ。
私の生理痛は(周りの辛い人の話を聞く限り)そこまで重いほうではないと思うが、それでも1日目・2日目あたりはお腹が張ってちょっとしんどい(動けないほどではない)ので、本当につらい時に1回か2回薬を飲むと楽になる。
解熱鎮痛薬というのは生理痛にも効くのだ(女性からしたら何を当たり前のことを、と思うかもしれないが、案外男性はご存じない方もいるようなので改めて書いてみた)。
結果的に、熱を下げる目的ではなく、生理痛を和らげる目的で解熱鎮痛剤を飲んだ。タイレノールでもよかったのだろうが、なんとなく飲み慣れた(いつも生理痛の時に飲んでいる)バファリンルナiにした。
服用後1時間ほど横になったら、生理痛は軽くなり、ついでに熱もばっちり平熱に(36.4℃)。
それ以降、目立った副反応はなかった。

ワクチン接種と生理のタイミングが重なってしまったときの経験談というのは、あまりみかけなかったように思う(私がたまたま見逃していただけかもしれないが)。
幸い私はどちらも軽く済んだのでよかったが、ワクチン副反応も強く生理痛も辛い場合はどうなってしまうのか…とはやはり思った。
解熱鎮痛剤というくらいだから熱を下げるのにも痛みを鎮めるにも効果があるわけだが、どちらが主なのか?によっても選び方が変わってくるだろうと思う。

2回目接種の簡単な総括

熱は朝一瞬37.6℃になったので、発熱の基準とされる37.5℃以上を満たしてしまったが、1時間ほどで下がったので幸い大きな影響はなく。
2か月前に同じくファイザーで接種していた母が、2回目は寒気と悪寒がひどく、布団を二重にしないと眠れなかったそうで「若い人ほど副反応が強いらしいわよ」と言われてはじめは不安だったが、結果として母よりも副反応は軽く済んだ。
副反応は若い人や女性のほうが強く出やすいとよく聞くが、それよりも「個人差」が本当に大きいことを実感。
「あなた若いから気を付けたほうがいいわよ」「副反応少ないから高齢者認定なのかしら」などというようなことは、軽々しく発するのはよくないなと思った次第。

解熱鎮痛剤について

現在は不明だが、7月頃はタイレノールが品薄状態になっていたようだ。
フランス厚労大臣のツイート影響も手伝ってか、一時期「アセトアミノフェン」のみの解熱鎮痛剤が新型コロナウイルスワクチン副反応に効くという情報が飛び交い、その結果市販されているタイレノールAやバファリンルナjが品薄になったようだ。
現在厚労省やCDC(アメリカ疾病対策センター)では、すべての解熱鎮痛剤の使用は問題ないという立場をとっている。「飲みなれた薬のほうがいい」という薬剤師さんや「アセトアミノフェンとイブプロフェン、両方入っているほうがいい」という看護師さんの声もみかけた。
なので、「なにがなんでもアセトアミノフェンじゃないと」ということではないのだと思う。私見だが、これから接種を控え「タイレノールが入手できないからどうしよう」という方、買えるものや飲み慣れてこれまで問題の出ていないもので十分かと。
(もちろん持病がある方などは、薬剤師さんに相談するのが安心)

市販されている主な解熱鎮痛剤
ロキソプロフェン(市販薬:ロキソニンSなど)
アスピリン(商品名:バファリンAなど)
イブプロフェン(商品名:イブAなど)
アセトアミノフェン+イブプロフェン(商品名:バファリンルナi/バファリンプレミアムなど)
アセトアミノフェン(市販薬:タイレノールA/バファリンルナjなど)

拭えなかった違和感

接種記録とは少しずれるが、関連して思いを残しておきたい。
職域接種という仕組みについてだ。
職域接種を利用して打った方に対しては特に何かを言うつもりはない。彼らは正しく使える制度を使ったに過ぎないのだから。
ただ、どうしても私の中でなにか拭えない、うっすら思っていたが言語化できない思いがあったのだが、これを読んで「ああ、この中に私の想いが含まれているかもな」と思った。

大企業での職歴か、接種枠をねじ込む人脈がなければワクチンが打てない話。

命の順番は大企業の正社員が最初で…という文章は正直パンチが強かったが、否定もできないなという思い。

自治体のワクチン予約順番が来なくてヤキモキしている会社の若手に、「うちの会社で職域接種できるよ」と言ってあげられない思い。
家族に大企業勤務か、もろもろの人脈?があって、「みなさんよりお先に家族の職域利用して急遽打てるようになりました」というスタッフがうちにもいて、ああ早く打てて良かったねという思いは当然あるけれど、ああ自分の会社が大企業だったらという気持ちもゼロではなかった。
大企業を辞めたのも自分だし、自分の会社を大企業にしたいとも今のところは思っていないけれど、複雑な思いが芽生えたのもまた事実。
ああ、うまく言語化するの難しいな。

今はただ、うちの会社のスタッフや身近な人たちで、ワクチン接種を希望している人たちが早くワクチンを打ち終わって、どこか心の奥底にあるかもしれないギスギスした思いを払拭できるのを待ってみるかという感じでいる。
こんなにこのワクチン接種予約関連で、自分の心が揺さぶられるとは思ってもみなかったのだけど、揺らぎは自分を見つめるいいきっかけでもある。揺らいでいる自分自身をまず受け止めていこうと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?