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新型コロナ禍に混乱する韓国、あまりの惨状に医療現場でも全面ストライキ断行が決まり、まさに世も末か?

韓国の新型コロナウイルス禍はまったく収束の目途が立っていない。というよりも、高止まりのままで8月を終える印象だ。日本ではお盆で人が動いたことから新規感染者が一日2万人を超えていたが、帰省が終わるのと同時に落ち着きピークアウトしている印象とは対照的だ。
というわけで、今日は久しぶりにコロナ関連の話を中心に記事を書き進めていきたい。
まずは中央日報の記事からいこう。


20人死亡、50日連続の4ケタ感染者数…韓国医療界「K防疫崩壊直前」
8/27(金) 8:19配信 中央日報日本語版
韓国首都圏に「社会的距離確保」(いか、距離確保)第4段階が7週連続で適用されているが、第4波の拡大を抑え込むことができないでいる。新規感染者は先月7日から50日連続4桁数を記録した。専門家の間では「K防疫」が崩壊直前の状況に置かれているという懸念が出ている。
中央防疫対策本部によると、26日午前0時基準の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)新規感染者は1882人で、死亡者は20人となっている。一日の死亡者が20人を超えたのは第3波当時だった1月15日(22人)以降初めてだ。
報告された死亡者のうち18人は基底疾患(持病)があった。残りの2人は現在調査中だという。新型コロナ患者の一部は重症化し、その中で死亡まで続く場合がある。通常、感染から死亡までは3~4週間〔高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科/金宇柱(キム・ウジュ)教授〕が多いという。
防疫当局も感染者の全体規模が減らない以上、死亡者は継続して増えるだろうと懸念している。中央事故収拾本部の孫映レ(ソン・ヨンレ)社会戦略班長はこの日、死亡者の増加についての質問に「傾向を見ると、死亡者発生が徐々に増加している」と話した。
現在の重篤患者は425人だ。昨年3月28日に関連の統計を取り始めてから2番目の規模となっている。重篤患者のうち人工呼吸器が必要な患者は120人(24日午前0時基準)に達する。累積致命率は1%にはならないものの、死亡者の急増を警告している。患者数の急増で医療力の限界を越えれば致命率が跳ね上がる場合もあるということだ。順天郷(スンチョンヒャン)大学富川(プチョン)病院感染内科のキム・タク教授はフェイスブックに「低い致命率の『錯視効果』が隠れている」とし「60代以下は治癒的介入を通じて予後(病症)を改善した結果」と話した。
疫学調査もすでに限界に直面した。今月12~25日、防疫当局に申告された感染者2万5240人のうち32.8%(8270人)の感染経路はまだ「調査中」だ。疫学調査ペースが拡大傾向について行くことができない姿だ。
ここに保健医療関係者の「バーンアウト」も深刻な状況だ。大韓予防医学会と韓国疫学会が共同で構成した新型コロナウイルス(新型肺炎)共同対策委員会は26日に声明を出して「『K防疫システム』は人材と資源の拡充なく保健医療関係者の献身と犠牲だけに依存して崩壊直前に突き進んでいる」と主張した。
共同対策委員会は「K防疫が持続可能になるためには行政規制中心の防疫から市民参加中心に転換しなければならない」と明らかにした。保健医療労組は来月2日にゼネストを計画している。医療労組組合員は約5万6000人だ。
学界では現行の距離確保政策の実効性が低いという研究結果も出てきた。ソウル大学予防医学教室のホン・ユンチョル教授研究チームが距離確保と移動量の推移に関して研究を進めた結果、政府の距離確保措置が続いても移動量の減少には影響を及ぼすことができないことが明らかになった。
ホン教授は「第1・2波時は距離確保措置により移動量が減ったが、第3・4波はしばらく減って回復した」とし「長期化した新型コロナパンデミックによって国民が深刻な疲労感を訴えている」と分析した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1599a7d1c54ec3b6c12b66f60853b7beeccf2a59


何となく、去年日本でも似たようなことを言っていたメディアがあったなぁ、という感じで懐かしい気分にもなる記事だが、韓国では今の状況が続くと医療崩壊が起きる、と「我らが」中央日報が生意気に警告している。朝鮮日報ではない点も含め、妙な味がある内容だと言えるものとなっている。

一応、韓国政府は新型コロナの感染対策としてソーシャルディスタンス維持の第四段階を施行しているはずだが、その効果は全く出ていないようだ。というのも、人の移動が制限されていないので、他国のレベルより明らかに軽いものを第四段階と呼んでいるだけという印象だ。相変わらず経済活動を止める判断はできていないので、そりゃあ感染も止まるはずがない。
現状の法制では最高レベルにあるということなので、韓国ではそれ以上の厳しい対策が必要となるわけだが、デルタ型の侵入を許しているのでここからロックダウンに踏み切っても手遅れだと言える。あれは感染者が出た場所でウイルスを留める為のもので、どこもウイルスだらけとなった韓国をどう区切っても意味はない。既に「ウイルス半島」が出来上がってしまっているのだ。ご愁傷様、というのみなのだなw

この記事の中で注目すべきは死者数となるだろう。どうも韓国の場合は、そもそも検査する現場の数も足りていないようで、一日の処理数がずっと頭打ちな印象だ。その上、隠蔽前提の不可解な判定チャート(検査結果で陽性となった人を擬陽性として、期間を置いてもう一度検査をし、そこでも陽性になって初めて陽性者とカウントする、という進め方だ)で運用しているので、感染者とされている以外にも、多数のコロナ患者が市中で動き回っている状態が続いているはずなのだ。
だからこそ、死んだ人間の数はリアルに近いのだろうし、そこからコロナが相当にひどい事態であると推測できる。そういうことなのだ。

朝鮮日報は、新規感染者が1万人を超える、という刺激的なタイトルで記事を配信している。


韓国防疫学会「K防疫の効果低下…このままだと一日感染者1万人」
8/27(金) 10:56配信 朝鮮日報日本語版
防疫段階を強化している韓国政府の現行の防疫方式が、新型コロナウイルス感染症流行「第4波」の局面では全く効果を上げられずにいるという実証的分析結果が出た。
防疫専門学会の大韓予防医学会と韓国疫学会が設けた「新型コロナウイルス感染症共同対策委員会」(共対委)は26日、「持続可能なK防疫2.0の準備をしよう」という緊急声明を出し、「(今の)防疫措置方式は新型コロナ発生初期には効果的だったが、現在は投入される社会的費用に対して効果が少ないことが客観的データで確認されている」と明らかにした。
■「第1波」時は移動量33%減少も、今は0.57%
防疫専門家らは、データ分析や専門家の協議を通じ、現行の防疫措置の「効果」が大幅に下がっていると分析した。本紙が入手した共対委の討論会資料「ソーシャルディスタンスなどの防疫の効果」(オ・ジュファン・ソウル大学医学部医学科教授)によると、昨年の流行第1波の初期には防疫措置が効果を示し、第2波の初期も減少効果があったという。しかし、特に第4波になると「防疫措置が新型コロナ感染を減らすという効果を示しているとの客観的証拠を見つけるのは難しい」と結論付けた。
専門家らは、英オックスフォード大学の統計サイト「Our World in Data」がポータルサイト「グーグル」の移動量統計を使って分析した韓国国内の移動量データを根拠に挙げている。新型コロナ第1波で防疫措置が始まった昨年3月2日ごろは「ショッピングセンター・遊戯施設や小規模店舗などを訪れる移動量」=グラフィック=が新型コロナ前と比べて33%も大幅に減り、第2波のさなかの昨年9月7日も移動量は29.7%まで下がった。しかし、今回の第4波の時期(今年7月27日以降)は首都圏地域を中心に午後6時以降、2人までなら会うことができるという非常に厳しい防疫措置が打ち出されたが、移動量はわずか0.57%の減少にとどまっている。防疫措置に対する疲労感が募っている上、夏休みシーズンや光復節(8月15日)前後の連休まで重なり、非常に強硬な防疫措置にもかかわらず、移動量の減少はほとんどなかったということだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/effbf48dc2030fa56a4cd0d5a3b888daa4c16ca1


こちらの記事は、韓国国民が政府の指示を無視して動き回っている、的な内容になっている。客観的なデータがあった上でそう指摘しているわけではないようだが、朝鮮日報の記者の実感としてみんなは動き回っている、ということなのだろうか。まぁ、だからどうしたということでもない。政府はロックダウンに踏み切れないし、国民も大人しく生活していない、だったらコロナが収束するわけがない、の「3ない状態」ということはよくわかる。

じゃあ、韓国のワクチン接種率の方はどうなんだ?ということなのだが、これもひどい数字となっている。
朝鮮日報の記事になる。


韓国のワクチン接種完了率はOECD最下位、米国18位、日本は?
8/26(木) 14:56配信 朝鮮日報日本語版
韓国が経済協力開発機構(OECD)加盟38カ国・地域のうち、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種完了率が最も低いことが分かった。
英国のオックスフォード大学の統計サイト「Our World in Data」が7日(現地時間)によると、韓国のワクチン接種完了率は15.06%だという。一方、先月末まで韓国に後れを取っていたオーストラリアの接種完了率は17.61%で、韓国を抜いた。
韓国と同じく、ワクチン接種を2月にスタートした日本やコロンビアの接種完了率はそれぞれ32.86%、25.26%だ。
「Our World in Data」の集計によると、韓国はこの日基準で世界平均接種率(15.3%)に満たない唯一のOECD加盟国でもある。5月にOECDに加盟したコスタリカの接種完了率は16.71%だった。OECD加盟国・地域の半数近くが接種率完了50%を超える。
2回目までワクチン接種を終えた人口の割合は、OECD加盟国・地域のうちアイスランドが74.82%で70%を超えた。米国は成人人口の70%が1回以上ワクチンを接種しているが、2回目まで終えた人口の割合は49.70%だった。韓国は現在、1回目の接種率が40.7%でOECD加盟国・地域のうち下位(34位)に属する。
なお、韓国が接種完了率最下位を記録したのは、「ワクチン不足」が根本的な原因だと指摘されている。デルタ株予防効果を高めるためには2回目の接種率を引き上げなければならない、というのが専門家らの見解だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a47ef2f5ed096bd381fa90a87ab75dc2866d8a7


韓国はOECDで何位だ、という数字を好んで使いたがるが、今回はワクチンの完全接種率ランキングで最下位の38位に落ちた、ということで「失望指標OECD」という形になった。オーストラリアの摂取が進んで17%となった為、15%で留まっている韓国は抜いていかれてしまったということらしい。

韓国は、当初ワクチンを積極的に接種させて日本に勝ったとやっていた記憶があるのだが、東京五輪の開幕を目途に日本が一気にワクチン接種率を上げ始めると差が付き始め、気が付けば最下位へ転落していた、という感じだ。なんか、バルセロナ五輪で惨敗した女子マラソンの小鴨を思い出す展開ではある。確か、彼女は陸上を引退した後ものすごく太った姿で「あの人は今」的なテレビ番組に出ていたと思うのだが、ワクチン接種の方は引退することはできないからねw

しかし、こうなってもまだ朝鮮日報は日本への対抗意識を記事に滲ませているあたり、なんだかなぁという感じだ。そもそも、日本と競争する為にワクチン接種率があるわけではないだろうに。朝鮮日報は、五輪競技でもやっている感覚なのだろうかねぇ。接種率が低いということは、国民の生活が守られていないという意味であって、勝った負けたで話すなら、韓国はコロナウイルスに打つ手がないということで負けている。ほんと、どこを見て記事を書いているんだか、だ。コロナで読者が死んでいけば、朝鮮日報だって売り上げが落ちるのだが、そういう部分は心配にならないのか?

まぁ、意地の悪さには定評のある新聞社だけに、敢えて日本と比較して韓国国民を悔しがらせたいという意識もあるのだろう。それにどんな意味があるのか知らないが、無駄なことに労力を消費しているものだよ。

もちろん、ワクチン接種率が伸びない理由は、韓国政府がワクチンの調達に失敗していて、必要な量を確保できていないことが全てだ。打ちたくても打てない、その点を解消できない限り、数字は変わらない。
まぁ、それをはっきり書いてしまえばさすがの朝鮮日報も愛国心が崩壊してしまう、だから日本を持ち出して視線を逸らしている、ということでもあるのだろうけれどね。

そういう意味では、この数字も韓国メディアが意識して報道していないように感じるのだが、どうなのだろう?
懸案となっている検査待ちの人数が、知らない間にとんでもないことになっていた。
韓国ポータルのネイバーの掲載データになる。


新規感染1千793人、53日目4桁… 死者の増加11人増え(総合)
2021.08.28 午前9:47
地域1千738人・海外55人… 累積24万6千951人、死亡者の合計2千276人
、ソウル569人-ゲーム542人-仁川95人-大邱・釜山各76人-忠南63人など
の集団感染続出の全国拡散歳持続… 昨日疑われる患者5万5千697件の検査
(ソウル=聯合ニュース)国内新型コロナウイルス感染症(コロナ19)4次の流行が続き、28日に新規感染者数は1千700人台後半を記録した。
中央防疫対策本部(部屋台本)はこの日、0時の基準の新規感染者が1千793人増え累積24万6千951人と発表した。
前日(1千841人)より48人減ったが、1千800人に迫った。

前日の日選別診療所で疑われる患者を検査した件数は5万5千697件で、直前日6万993件以上5千296件少ない。
これとは別に、全国の一時選別検査所で実施した検査件数は11万9千258件である。
現在までに、国内の選別診療所で行われたコロナ19診断テスト件数は合計1千298万3千492件で、このうち24万6千951件は陽性、1千199万3千364件は、音声判定が出た。残りの74万3千177件の結果を待っている。
この日0時積み上げ陽性率は1.90%(1千298万3千492人のうち24万6千951人)である。
https://news-naver-com.translate.goog/main/ranking/read.naver?oid=001&aid=0012626726&_x_tr_sl=ko&_x_tr_tl=ja


かつては、待たされているのが万単位もいる!的に見ていたのだが、今やその数が74万人を超えているそうだ。ペースとしては1日2万人規模で増えているようで、すぐに100万に届いてしまうだろう。人口5000万の韓国でこの数字はインパクトが絶大だと言わざるを得ない。

で、この検査待ち人数が「感染者の数を隠す為の引き出し」であるとしても、ここまで膨らんだらもう意味がなくなっているというべきだ。間違いなく陽性者を擬陽性でいったん脇に置いているだけで、ここからの発症者も相当数出ているはずだ。実際に感染者がどこまで伸びているのか、担当者も把握できていないのではないだろうか?
何にせよ、死者数の多さはここに原因があると見ていいのだろう。まさにヘル韓国の実態を示す数字がこれだ。

こんな状況にありながら、韓国では医療従事者が9月2日から全面ストライキへ突入するのだそうだ。いやぁ、狂っているよ、韓国人ってのはw
中央日報の記事になる。


「コロナバーンアウト」韓国保健労組、ゼネストD-3…医療大乱はくるか
8/30(月) 10:50配信 中央日報日本語版
韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)の全国保健医療産業労働組合(保健医療労組)が来月2日にゼネストを控えている。全国180カ所余りの病院の護師等を組合員に置く保健医療労組は、韓国政府に医療陣の拡充などを要求してゼネストを予告している状態だ。双方が30日、労・政協議を進めると明らかにしていることから劇的妥結の可能性も残されている。
保健福祉部は30日午後3時、保健労組と労・政実務協議を開くと29日、明らかにした。同部のイ・チャンジュン保健医療政策官は27日、「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が大流行している状況であるためストライキへ行くのは望ましくないということで政府も保健労組も認識が一致している」と明らかにした。
労組は27日、ゼネストに対する賛否投票を実施した結果、圧倒的賛成で可決されたと明らかにした。26日まで実施された投票に組合員5万6091人のうち4万5892人(81.82%)が参加し、このうち4万1191人(89.76%)がストライキに賛成したという。政府が明確な解決策を提示しなければ、9月2日午前7時から保護服を着て全面ストライキに突入するという立場だ。
9割に近い賛成率でゼネスト闘争を決議した理由は、新型コロナ事態がほぼ2年間長期化する状況で医療現場の困難が深まっているためだ。ナ・スンジャ労組委員長は「1年7カ月を踏ん張ってきたが、いつ終わるかもしれない長期戦をこのままでは耐えることができない」と話した。
労組の核心要求事項は公共医療の強化や保健医療人材の拡充などだ。特に看護師など医療関係者1人が担当する適正患者数の基準を作り不足した人材を補充するよう主張している。労組が今年3月に組合員4万3000人を対象に実施した実態調査で、回答者の40.7%は「コロナブルー(憂鬱感)を経験した」と答えた。
ある大学病院の組合員は「組合員の大多数が今年だけは全面ストに参加しなければならないという雰囲気」とし「疲れが限界に来ている。辞職しようとする看護師が列をなしている」と話した。
今年5月から労組は福祉部と11回にわたり交渉を進め、今月26日には11時間マラソン交渉を行ったが核心要求の大部分に関して合意点を見出すことができなかった。イ・チャンジュン保健医療政策官は「人材と財源問題の検討過程で十分な合意に至ることができなかった」と話した。
ストライキ参加人員は応急室や集中治療室など必須人材30%を除いた3万9000人程度になると推算される。病棟や外来看護師、医療技師、臨床病理士ら医師を除く医療スタッフの大多数が含まれる。新型コロナの重篤患者を受け入れている上級総合病院「ビッグ5」のうち、ソウル峨山(アサン)病院とソウル聖母病院が労組に属している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/807694c64a991c179ab73d305e6b7147a12c6cd2


ここまで1年7か月に渡ってコロナ対策に追われ、疲れたからストライキ、なのだそうだ。気持ちはわかるが職場放棄、しかもその数は39,000人にも及ぶということで、医療崩壊を免れないということになる、と。

まぁ、韓国でストライキは一般的過ぎる事案であることはご存じの通りで、何もこんな時にやらなくても・・・、は日本人の感覚でしかないことはわかる。何しろ、韓国では会社が立ちいかなくなったから潰します、という経営判断に反対してストライキをし、労組が会社にトドメを刺すなんてことも起きる国だ、医者や看護師も例外ではないとということなのだろう。

とは言え、自動車などの労組がやるストライキと違い、今回の医療従事者の反乱は特に要求がない点が異質だ。単純に「嫌になったから辞めます」というだけで、ブラック企業からふいっと社員がいなくなる形を、医療現場を相手に4万人弱で一斉に、ということのようなのだ。それだけブラックだったということらしいが、まぁ、相手がコロナだしね・・・・。

ただ、医療現場から人がいなくなる事態は、韓国政府にとっても看過できないはずだ。そもそも、開業できなくなる病院がいくつも出てくる可能性もあるだろうし、残っている人への業務の皺寄せも相当なものになりそうだ。第二、第三の疲労ストライキへ続いていく可能性もあるだろうし、医療崩壊ではなく医療破綻までいってしまうかもしれない。
しかし、考えてみればワクチンがないから感染を止められない上に、発症したところで有効な治療薬もないのが韓国だ。それを準備するのが政府のはずが、K防疫だと騒ぐだけで実効性のある対策は手つかずのまま、病院としても解熱剤を投与するといった対症療法しか手がなく、更には自分も感染してしまうリスクと常に直面しているのだから、やってられないとなるのも仕方がない、ということではある。悪いのは文在寅政権なのは間違いがなく、医者や看護師たちを無責任だと責めるのも酷な印象ではある。

しかし、医者さえ逃げ出す韓国は、ここからどこまでひどい状況になっているのだろうか。想像すると恐ろしくなっていくるのだが。

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