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【6日目】小学生になりました。

7:35出発準備
7:45出発

昨晩、札幌市の小学校が休校になることが決まったので、今日登校すればしばらく休みと言うことを知り、長男は大喜び。


家で過ごせることは、「言葉にできないほど嬉しい」らしい。


だから、明日はニコニコで行こうと夜に約束していたけど、朝すんなりは起きられなかった。30分位かけて、じっくり起こした。何とか機嫌よく起きて、準備。

ご飯を食べて、白銀のライネル(ゼルダの伝説)を倒して出発。

学校が見えるまでは、しっかり歩いていけた。
学校が見え出した頃に「水を飲んですぐに歩いたからお腹が痛い」と言い出す。少し休憩して学校に到着。雲行きが怪しくなってきた。

学校が改装中なので、裏門から入った。「お腹痛いと」再び座り込む。「行こう」と言うと余計に反抗するので、しばらくそっとしておいたら少しずつ動き出した。長男は、どんどん入っていくる子どもたちを観察していた。その中にゼルダの話をしている中学年くらいの男の子がいたので、長男に言ったけど、全然反応がなかった。

下駄箱でもう一度「お腹痛い」と座り込む。
しばらくして何とか出発。

階段を半分上ったところで「お腹痛い」と動かなくなった。
何とか動き出す。

階段を全部上ったところで「お腹痛い」と再び。
何とか動き出す。

教室の少し離れたところで「お腹痛い」とまた座り込む。
教室から女の子が出てきて、「同じクラスの子でしょ?」と声をかけてくれた。長男は「違う」といっていたけど、「一緒だってー!」とグイグイきてくれて、ちょっと嬉しそうだった。

担任の先生が「おはよー」と声をかけてくれる。
動かない。

もたもたしている長男をよそに、抱っこしている次男が「小学校にいきたい」と抱っこ紐をふり払って教室に入っていこうとした。長男より意欲的だ。それをみて兄は少し笑顔に。すると「あと100秒たったら行く」と言い出した。いつも早く数えると「もっとゆっくり!」と言われるから、ものすごくゆっくり数えていたら、90秒あたりで「行く」と言って立ち上がった。

100秒数えている間に、担任の先生とは違う先生が「おはよー」とすごく優しくて元気な声で声をかけてくれていた。長男は返事こそしなかったものの、その声に少し反応していて、それに気付いてくれたのか、先生はその後ももう一度「おはよー」と声をかけてくれていた。

あいさつ・声かけの大切さをあらためて感じた朝だった。

その後、教室に入ると、先生の指示にしっかり応えて、私の方を振り向きもせずにテキパキ準備をしていた。

親としてはものすごく忍耐力がいるけど、急かさず、自分で動き出すまで待つ方が、その後スムーズに動ける。

先週は初めてのことばかりだった上に、うまくいかないことばかりで、ギャーギャー言っても元気に学校へ行けることだけでありがたいことだと言うこと、すっかり忘れてしまっていた。

土日、ゆっくり考えて、こうやって悩みながらも健康で日々過ごせていることに感謝して、長男のペースで進んで行けたらと思えて、少し落ち着いて対応できたので、よかった。

私の教育現場でチャレンジしてみたいと言う気持ちも日に日に強くなってきていて、通信で免許の更新を受けようと思っている。

14:30お迎え。
今日は1年から6年生までみんな同じ下校時間だったようで、どんどんみんなが出てくる。

大体みんな早歩きで、色んな話をしながら帰っている。一番印象に残ったのは「青パジャマ、赤パジャマ、黄ばんだ、歯が黄ばんだ」とお友だちを笑わせようとギャグを言っている高学年の男の子だった。完全に滑っていたけど、私はツボに入って笑いをこらえた。

長男はなかなか降りてこなかった。やっと降りてきたかと思うと、ランドセルの片方の肩紐が捻れていた。私はそれをみてとても嬉しかった。なぜかと言うと、一人でランドセルを背負うことができたと言う証だったから。ランドセルに憧れている2歳の次男に対して、長男はランドセルに憧れが一つもなかった。だから背負う練習もほとんどしていなくて、背負える気配がなかった。

捻れた肩紐、かわいかったのでそのままにしておこうかと思ったけど。体まで傾いていたので、そのまま帰るわけにはいかないから、ねじれを直して出発。

一言目は「帰ってすぐ勉強する!」だった。おおすごいなと思っていたら、5時間授業が嫌だったと朝言っていたけど、「僕にとっては5時間授業が1時間だったから大丈夫だった。」と訳の分からないことも言っている。触れ幅が大きすぎてついていけない...

そして、「朝、ライネルの話しているお友だちがいたけど、クラスではいた?」って聞いたら、「朝、誰が話してたの?どんな人?今から探して!」と言っていた。朝、私の言葉はほとんど耳に入っていないようだ。何か大きな不安に包まれて、きっと視野が狭くなっているんだろうなと思った。

長男の癇癪は何か一つのことにこだわった時におこる。入学式の日の「帰りたい」だったり「これが食べたい」だったり「何かがしたい」「何かが欲しい」と言う1つの欲求の先に癇癪がおこる。私は、ついこの間まで、その気持ちを分散させるために、気をそらすことが正解だと思って、気をそらすことを重点的に対応してきた。

しかし、2歳次男の少人数制の保育園の先生や、児童精神科の先生からそれとは真逆で、受け止めて消化させることが大切だと言うことを教わった。それから、気をそらさず、とことん受け止めることを重点的に対応している。具体的には「いきたくない!」と言う訴えにまずは「行きたくないんだね」とだけオウム返しで答えることが効果的とのこと。それを実践している。そして落ち着いたところで一緒に考える。

長男は4歳ごろまで、一度癇癪起こしたら平気で1、2時間は泣いて叫んで暴れ続けていた。1日に何度もあって、週末は大体ワンオペだったので、土日が来るのがいつも怖かった。そのころを思えば、今は切り替えが早すぎて私が追いつかないくらいになっているので、効果があったのかもしれない。

学校の話に戻すと、今日も隣の男の子に殴られたと言っていた。よくよく聞くと内緒ねと言われた数字をバラしたから叩かれたようだ。そんなに嫌そうに言ってなかったので、遊びの延長かなと言う感じ。

あとは、体育館に行く時に、女の子が僕のパーカーの裏側のフワフワをずっと触っていたと言っていた。何度か癇癪起こしているところを、みんな見てるから敬遠されるかなと思っていたけど、話を聞いていたり、私が見ている限りでは、結構みんな寄ってきてくれているみたいでよかった。

あとは、マスターバイク(ゼルダより)で帰りたいとか、カラス100匹くらいと親友になって、空を飛びながら帰りたいとか、アリと親友になったとか、現実と空想の間の話を永遠としながら帰った。こう言う話は私も好きなので楽しかった。

子どものことばかり聞きすぎたらしゃべらなくなりそうなので、私の今日一番笑った「青パジャマ...」の話をしてから、長男にも楽しかったことを聞いてみたら、体育館で返事の練習をしている時に、本当は「はい!」って返事するところをわざと「ほい!」って言っている人がいて面白かったと言っていた。

小学校は登校まではものすごく大変だけど、こうやって帰ってきて話を聞くのもすごく楽しい。

しかも、嫌がりながら行っているけれど、この1週間でびっくりするくらい、たくさんのことを学んできた。

ゴールデンウィークが終わるまで休校になってしまったけれど、宿題の「ひらがな」を楽しみながら学んで過ごしていきたい。

今日の印象に残っている長男の言葉。
「ホッケって渋いの?」
(ホッケが好きと言ったら先生に渋いと言われたらしい。)





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