福ちゃん②

前回の記事では、福ちゃんが我が家に来たところまで書きました。今日はその続きです。

福ちゃんは私の実家から車で10分ぐらいのところにある、大きなお庭のお宅で飼われていました。母猫のリリーちゃん(ペルシャ)が5月に産んだ5匹の子ネコさん達は、9月10日の時点では既に福ちゃん1匹だけになっていました。

母猫のリリーちゃんと離れるその日の朝までずっとおっぱいを飲んでいたほどの甘えんぼで、しかも卑しい(苦笑)とは飼い主さんの談。ちくわが大好物だったらしく、冷蔵庫の開く音がするとどこからでも飛んできてちくわをねだるのだそうです。

さて、そんな福ちゃんですがその見た目に私はがっかりしました。子ネコってこんなに大きかったっけ?今なら生後4ヶ月の猫と言えば大体のサイズ感は想像出来ますが、当時は猫の知識も殆どなく、普通に小さめの猫、というサイズ感の猫にがっかり。しかも容姿もチンチラなどではなく(当たり前ですが💦)その辺にいくらでもいそうな普通の色柄の猫。キジ猫という呼び方を知ったのはずっと後です。しかしまあ、引き取ると決めて準備もしている以上、見た目が想像と違うからと言ってやっぱり要らないですとも言えず、ケージに入れて福ちゃんを連れて帰ったのでした。

ただしこの福ちゃん、お顔はとても可愛い子でした。目も耳も大きく、緑色の綺麗なつぶらな瞳はなんとも言えない愛くるしさでした。今にして思えば初めて飼う猫がこのぐらい成長していてよかったのかも知れません。

当時はデジカメもそれほど普及しておらず、フィルムカメラではたくさんの写真を撮っていたのですが、今アップ出来るデジタル化された画像がないのがとても残念です。また写真を見つけたらアップします。

福ちゃん③に続く


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