私の人生、猫だけという訳ではないのですが、やっぱり猫なしでは語れない部分も多いので、猫との出会いから今までの事を自己紹介代わりに書いてみようと思います。

①福ちゃん(福太郎) ♂ ペルシャ×シャム　1992年5月〜2009年8月31日　享年17

福ちゃんとの出会いはスーパーの掲示板でした。昔はスーパーなど地域の人が多く集まる場所には「売ります・買います」「譲ります・譲ってください」「家庭教師やります」など個人間取引のメモを貼り付ける掲示板(文字通りピンで留めるような板です)コーナーがありました。そこで福ちゃんは「こねこあげます。ペルシャとシャムの合い猫　5月生まれ」と子供の字で書いたメモが貼り付けてありました。動物は好きだったけど当時20歳の学生だった私は実家暮らしで、父はともかく母は動物嫌い。犬のように外に小屋を置いて飼うならまだしも、室内で自由に生き物が動き回るなんて耐えられない！という人でした(後にこの母が大化けするのですが、その話はまた)

その時もその前もそれほど猫を飼いたいと思っていた訳ではないのですが、どういう訳かその子ネコが欲しくて堪らなくなったのです。ペルシャ×シャムという文字だけで、チンチラみたいなふわぁ〜っとした毛の可愛らしい子ネコを想像して、そんな可愛い子をタダで貰えるなんて！という気軽な気持ちだったのでしょう。

まあそんなこんなで、母からの反対はあったのですが、日中(私が学校やバイトに行っている間、私の部屋から一歩も出さないという条件の元なんとか貰い受ける事には同意させ、バイト代の出る10日にホームセンターで猫のケージやトイレなど一式を買い揃え、福ちゃんを迎えに行ったのです。

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