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【詩】ぼくの名前

ぼくはぼくの名前が嬉しい
ぼくの名は愉快だ
誰の声
誰の唇をもってしても
その響きはいつも新しい
なによりも
ぼく自身の舌で
それを奏でるときにはなおのこと
驚きを感じずにはいられない
思うに
ぼくはぼくのことが
好きなんだろう
ぼくが世界のことを
好きなぶんだけ
ぼくがきみのことを
好きなぶんだけ

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