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赤ちゃんと猫

「赤ちゃんと僕」という漫画があったなと思いながらタイトルをつけました。(今思えばやングケアラーなんじゃないかと思いますが…時代ですね。当時大好きな漫画でした。)

我が家には、コロナになる直前に迎え入れたオス猫が1匹おります。知人の庭先に生まれたての子猫がいるとのことで迎え入れた猫でして、リモートワーク真っただ中のコロナ禍で育ったため、四六時中人が家にいる状態しか知らない、かなりの人好きっ子です。1日長めに家を空けようもんなら大騒ぎして玄関にお迎えに来ます。出産するにあたって悩んだこと。赤ちゃんと猫ってどうなんだろう…仲良くなるのかな。ネットで色々調べても「猫による」「子供による」に尽きまして、迎えれてみないとわからない。そもそも生まれてくる子が猫アレルギーかもしれない。息子が1歳を迎えたという事は、猫にとっても赤ちゃんと過ごして1年。戦々恐々に迎えた赤ちゃんと猫の日々の1年も振り返りたいと思います。

息子1ヶ月x猫3歳
出産後1ヶ月間は里帰りしておりまして、猫も一緒に実家へ。猫が入らないようにカバー付きのベビーベッドを用意しましたが、我が家の猫はほぼ入りませんでした。知人の猫は常に赤ちゃんの側で寝たがったようなので性格によるみたいです。猫は「なんだろう」という感じで恐る恐るベッドの中をよく覗いておりました。

息子6ヶ月x猫3.5歳
寝返り~すりばい期は、まだお互いが絡む事なく。息子も猫をあまり認識しておらず、猫は絡まないように一定の距離を保つ日々。それをいい事に気がづけは息子のドッカドットを占領するように。

息子10ヶ月~1歳1ヶ月現在x猫4歳
息子がハイハイできるようになり、猫を認識!息子が猫に絡むようになりました。それもしつこく…。猫が可哀そうなくらい…。馬乗りになり、尻尾を噛み、手足を噛み…。気づけば息子の口周りは猫の毛だらけ。猫の背中は毛をむしられて(というか食べられて)1円ハゲが複数個所…。その度に今まで聞いたことのないようなか細い声で「にやぁ…」と猫が鳴きます。不思議なもんで、猫なりに「傷付けちゃいけない存在」と分かるようで、最初の1-2カ月はどんなに馬乗りにされても反撃しておりませんでしたが、最近はあまりにもしつこい時はソフト猫パンチや足蹴りで抵抗。その度に息子も泣いたり、手足に小さな傷ができてしまう。最初のころは毎回引きはがしていたのですが、そうすると息子が永遠に絡むのでこりゃいかんと様子を見ながら見守る事にしました。猫の反撃から学んだようで息子も加減が分かり、今はよほどひどい時以外はググっと我慢して二人猫に任せています。

猫が「ううぅ・・・」と耐えている

現在、SNSで見るような「仲良しな赤ちゃんと猫」の図はまだありません。ですが、息子は猫が大好きで、保育園から帰ってきたら真っ先に猫の元へ高速ハイハイして馬乗り。猫の方は常に息子の動きを観察してて、危害を被りそうになったら一目散に逃げる。あまりに猫が危害を受けそうなときは、別の部屋に猫を連れて行ったりするのですが、結局戻ってきてずっと側にいるんですよね。お互いが背を向けて同じ空間にいる事も多いです。い、愛おしい…。まぁ、猫からしたら自分の縄張りに後から新参者が来たんだから、自分がリビングから退くのは違うんでしょうね。ふと気づくと二人猫で寝ていたりしますが、こんな感じのつかず離れずの距離感が多いです。

部屋のレイアウトとキャットタワー
我が家はリビングにベビーゲートを設置しています。猫にとって全エリアに赤ちゃんが来ることはストレスだと思うので、息子の可動域は現在リビングのみ。リビング以外の場所には猫の餌やトイレがあるので、ゲートを外すタイミングを悩み中…。猫もほぼリビングにいるので、ベビーゲート内に高いスペースを用意して、猫が息子から逃げられる場所も複数確保しています。置くタイプのキャットタワーはいつか息子が登りそうなので、突っ張り棒タイプのキャットタワーを設置。

赤ちゃんが来てからの猫の様子
びっくりするくらい大人になりました。同時に甘えん坊も炸裂。どうしても子供優先になって猫を待たせる時があるのですが、じっと待っている事が多いです。そして、息子にやきもちを焼くようになり、息子をあやしていると必ず「自分も撫でて~」と来ます。息子が保育園に行くことを理解していて、息子を保育園へ送って帰ってくると、膝の上に乗ってきたり、敵を気にすることなく思いっきり寝たりと、以前の甘えん坊猫に戻ります。そしてスリムになりましたw。恐らく敵がいると常に気を貼ったり、ベビーゲートをジャンプで飛び越えたりして野生本能が戻ってきている様子。ええこっちゃ。

子供も猫も平等になるように心がけていて、夫も帰宅時には子供と猫と同じタイミングでただいまを言うようにしたり、朝起きたら子供と猫両方におはようを言ったりと、猫が愛情不足にならないように心がけています。(実際は難しいこともあるのですが意識意識!)

息子が、猫を優しくなでられる日が来るのはいつだろう。二人猫で添い寝なんかしてくれる日が来るのかな♡息子にとっても動物と共に育つのは良い環境だろうし、猫にとっても「面倒だけど側にいてやっか」みたいな距離感なんじゃないかなーと願って日々観察しています。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
被災者の皆さまには心よりのお見舞いとお悔みを申し上げます。1日も早い復興を願いまして、寄付という形で微力ながら応援させてください。

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