見出し画像

海に落としたGoProを奇跡?執念?で見つけた方法

「経験は無断にならない」とは言うもんだけど、確かにそうかも?と思える事件があった。

夫が7万円で購入したばかりのGoProを海に落とした時のこと。

ハワイでサーフィンに挑戦した時、買ったばかりのGoProを持って挑んでいた。新婚旅行中だったので、私たちは波よりもお互いの表情をみつめあっていたせいなのか強くて激しい波にザバーっと襲われ、夫は持っていたGoProを落としてしまった。

「ここは俺が!」と夫は必死に探していたが、ゴーグル無しで海の中を探すと言うのは超ハード。30分以上経過。このままでは見つからないわ…絶対に。

どうしようか見守りながら悩んだ私は、近くのショッピングセンターにいき、シュノーケリングセットを購入。店員に海にGoPro落としたと話したら、笑いながら「Good luck」て言われた。諦めんぞー!

波に飲まれたので、落とした場所もわからないし、落としてから1時間以上経っているし、既にどっか移動しているだろうなと思いつつ、シュノーケリングをつけて海へ。

その時、10歳の私が覚醒した。
私は海無し県で育ったが、父の影響もあり海でシュノーケリングをよくやっていたのだ。力を抜いて漂うと、流される方向がわかり、海のゴミ(?)が貯まる場所を発見する自称クラゲごっこを楽しんでいた。

そして私は、当時を思い出し、シュノーケリングを付けたまま、いっさい動かず、プカプカと浮かび、流されながら海底の砂の動きをじっと観察し、ゆっくり移動。そして、落とし物であろうサングラスやアクセサリーがどんどん見つかるエリアに辿りつき、ついにGoProを発見!

しかもあっという間に見つかったので、私は夫に見せつけ、店員さんに報告し、グータッチ。なぜか他の店員さんやお客さんからも「おめでとう!」と祝福され、まるで誕生日のように嬉しくなった。

「経験は無断にならない」とは言うもんだけど、まさか何の生産性もないクラゲごっこが役立つとは、人生に無駄に挑戦したほうがいいなと思ったのでした。

#三日坊主の為の月1企画

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?