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鳩もち・・・門前に美味いもんあり

 神社に参拝するとき、必ず目を向けるのが「狛犬」です。
 ご存じのように、一方は「あ」と口を開き、もう一方は「うん」とつむる。
 おののくほど恐ろしい顔つきのものもあれば、
 微笑んでしまうような、おどけた顔つきのものもあります。
 
 しかし、それは、「犬」とは限りません。
 お稲荷さんでは、眷属(神様のお使い)のキツネが構えています。
 京都の岡崎神社では、うさぎです。
 天満宮の狛牛は、よく知られています。
 
 そんな中、三宅八幡宮では、「狛鳩」が、なんだかほっこりとした表情で参拝者を迎えてくれます。
 推古天皇の時代、遣隋使としてに赴こうとしていた小野妹子が、筑紫で病気になった時、近くにあった宇佐八幡宮に祈願するとたちまち病気が治って隋に渡り、無事帰国することができた。
 その後、妹子は、宇佐八幡宮から勧請して祀ったいう言い伝えのある神社です。
 
 さて、門前に美味い物あり。
 今宮神社の「阿ぶり餅」
 北野天満宮の「長五郎餅」
 伏見稲荷の「きつね煎餅」
 ここも違わず、鳥居近くの茶屋で、「鳩もち」を食べることができます。
 
 白、ニッキ、抹茶の三種類。
 修学院の京菓子司「本家 双鳩堂」さんが作っておられます。
 もちろん、持ち帰りもオーケー。
 
 お寺や神社を巡る際、ご利益や創建の謂れ、季節の花々だけでなく、
 「狛○」と「門前の名物」も、はずさないポイントです。
 
 

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