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「人生を貪欲に」私の常識を変えた天国に一番近い島、モルディブ

「見たことのない世界を見てみたい」

そんな思いで勇気を振り絞って訪れたモルディブ。日本からは飛行機で15~17時間ほどの、世界中の人々が憧れるリゾートアイランドです。

ここ得た体験は私の人生と価値観を間違いなく変えたものでした。景色だけでなくそこに至る経緯までが刺激的で、生きることに対して私を貪欲にさせてくれたのです。

今回は平凡なOLがである私が、勢いだけで「天国に一番近い島へ飛び立った話」をします。

コロナ禍に海外旅行を計画

それはまだコロナ禍真っ只中のこと。海外渡航の規制がまだ緩和されておらず、海外旅行の計画なんてありえないというような状況でした。

そんななか結婚という人生の一大イベントを控え、リゾートハネムーンの計画を立てていた私。
ハネムーンは誰がなんと言おうと海外が良い。そんな頑なな意思のもと、あとさき考えずにホテルも飛行機も勢いで予約。

行先は世界中のお金持ち達が集まるラグジュアリーなリゾート地、モルディブ。「ハネムーンでないと行けないような場所だから、行くなら今しかない!」というのが一番の理由でした。


「帰国難民になるかもしれないよ」
「せめて国内にしておけば?」

と周りからは反対されていたけれど、そのときの私は無敵モードで「行くころには絶対に規制緩和されている!」という謎の確信がありました。今思えば反対されたからこそ自分の中で「成し遂げてやる!」と火がついたのかもしれません。

そして予想通り、出発予定日よりずっと前に海外旅行が解禁に。タイミングとしてはベストでした。

今まではどちらかというと面倒くさがりで保守的、ずっと同じことを続けるのを好み新しいことへのチャレンジは避けるようなタイプだった私。
このときに「できない理由ばかり探してないで、思い切って挑戦してみると良いこともあるんだな」と実感。これがちょっとした成功体験となって自信につながり、もっと自分で色んなことに挑戦してみようと思えました。

それにしてもあの時もし渡航が解禁されてなかったら、どうしてたんだろう。

たどり着いた地はまさに天国だった

当日は無事に日本から出国し、最寄りのヴェラナ国際空港へ。空港からさらに乗り継いだスピードボートで揺られること約一時間。
たどり着いた先には、まさに「天国に一番近い島」という呼び名にふさわしいリゾートアイランドが待っていました。

送迎ボートを降りるとたくさんの歓迎の声。「welcome」と書かれたボードを持ったスタッフの方々がにこやかに出迎えてくれます。

そして手元にはやたら良い香りのするおしぼりと鮮やかなウェルカムドリンク。どこからともなく響き渡るホラ貝の音色に、気持ちもどんどん高揚していったのを今でも覚えています。

ホテルに着いてこれほど歓迎されたのは初めてでした。もうこれだけでも胸いっぱいなのに、ホテルの敷地内はさらに天国のような光景が。この景色がずっと見たかった。

宿泊したのは「ザ リッツ カールトン モルディブ ファリ アイランズ(モルディブ・北マーレ環礁)」

部屋に入りテラスへ出ると、静寂のなかにただただ響く波の音。水面はキラキラ反射していて、ときおり見たことのない魚が泳いでいるのが見えてつい目で追ってしまいます。
目に入る情報がすべて新鮮で刺激的で、それでいて聞こえてくるのは波の音だけ。

そんな非日常世界に囲まれ、透き通ったモルディブブルーを眺めながらお酒をいただく時間はまさに至福の時でした。

世界中の富豪が集まるモルディブ。
渡航費も宿泊費も桁違いで、ごくごく普通のOLが行くにはあまりにも金銭的にハードルが高かったけれど、行く価値は十分にありました。
おかげで今は節約生活を強いられていますが……(笑)。

世の中にはやってみないと分からないことがたくさんある。行かないと見れない世界がある。

「できない理由」を探している時間と労力があるなら、「どうやって実現できるか」を考えたほうがもっと人生楽しくなる。

生きているうちに、まだまだ知らない世界をもっと見たい。そんな風に人生に対して私を貪欲にさせてくれたのは、モルディブが魅せてくれた景色でした。

絶対にまた訪れられますように。

ももみ

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