アルナーチャラへの道⑤
アルナーチャラへ行く準備のうちの大事なひとつ。
それは「裸足で歩く練習」でした。
ギリプラダクシナのために、裸足で歩くことに慣れておこうと思い、よく行く山などで裸足で歩く練習をしました。
ギリプラダクシナのすべてを裸足で歩けるかはわからないけど、なるべく・・・!と思って。
あとは普段からたくさん歩こうとも思いましたが、それはなかなか難しくて、それほどできませんでした。
でも裸足で歩くのは気持ち良くて、土のひんやりした感触や足の裏の痛みに集中したり、木の根っこで土踏まずを刺激するのはかなりストレス解消にもなったと思います。
1月中には期限の終わりを待たずに、無事(?)にクラウドファンディングを達成しました。
中にはリターンなしのご支援してくださった方も。
感謝でいっぱいの気持ちで2月の初めにパスポートを取得しました。
3月になってシリウスさんとお会いして、色々と細かいことを教えていただきました。
教えていただいたLCCのサイトで飛行機のチケットを取ったのですが、サイトの表記が英語なので、いちいち翻訳アプリで翻訳しながらなんとなく取りました。(こわい)
飛行機って新幹線の切符みたいなのが要らないんだとびっくりしつつ。
そのサイトが日本語に変換できるのを知ったのは、日本を出発した後のクアラルンプール国際空港でした。
そこで知り合った方に聞いてびっくり!知らなかった私にあちらもびっくり!!
飛行機は、行きも帰りもクアラルンプール経由の関空➖チェンナイでした。
出発する日と、帰る日を入力して、席を選びました。
飛行機に乗るのも初めてなので、どこを選んだらいいかわからず、窓際で空の写真を撮りたいと思ってすべての席で端っこを取りました。
※しかも行きの関空からクアラルンプールは、横3席ぜんぶ使えるチケットを購入していたのですが、よくわかっていなかったため、ひとつしか使ってません・・・
こんなにもわからないくせに機内食も頼みました。(←)
とにかくすべての作業がドキドキでした。
楽しみと不安とで・・・
それからしばらくして6月。
そろそろアシュラムに滞在希望のメールを出さないといけないのはわかっていましたが、それもこわくてなかなか行動していませんでした。
ただパソコンに向かって文字を打つだけなのに。
そんなある日、飾ってあったバガヴァーンのカレンダーが何もないのにゴトリと床に落ちました。
バガヴァーンのカレンダーはすぐに落ちるような所に置いていないのにもかかわらず…
これは早くしなさいとのメッセージだと受け止め、すぐにパソコンを開きました。
アシュラムの申し込みフォームには、いつ、どれくらい滞在したいかを入力する欄と、なぜ滞在したいかを書く欄がありました。
そのころ覚えた英語で「important」がありました。
インドから歯磨き粉を買って、届いたその荷物に書かれていたのです。
important!
important!
important!
と。
「私は彼の本を読んで目覚めました。
最も大事なことに。」
ということを覚えたてのimportantという単語を使って書きました。
important を強調したインドからの荷物さえ、運命のように感じました。このメールを書くために、私にその英単語を届けてくれたかもしれない と。
それから少しして、1週間のアシュラム滞在許可のメールが届いてホッとしました。
だんだんと近づいている。
日にちも準備も。
あと2か月もしたらインド。
え、ほんとに?
実際には出発の際、この本が行方不明になったので「アルケミスト」が薄くて軽いため持って行きました。
バガヴァーンの本じゃないのに。
しかしそれもまた最善でした。
アルナーチャラの計画は、小さな私の頭で考えることをいつも超えていました。
思考で思いつく範囲はいつも有限。
無限のそこから出てくるそれは無条件。
しかも愛。
荷物を軽くしてくださったのかなと思ってます。
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