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「ごくせん THE MOVIE」-礼儀正しい風間 廉

「ごくせん」シリーズがすごく流行っていたということは知っていたけど、年齢的なこともあったのか、不良学園ドラマ(というカテゴリはないと思うが)は正直好きではなくて、見たことはなかったけれど・・・。

「ごくせん THE MOVIE、欲しければあるよ!」と友達からの連絡。妹さんが映画のDVDをメルカリに出す予定だったらしく、声をかけてくれた。興味はなくても、春馬くんが出ていたのなら見てみたい。自分では買わないだろうこの作品。ありがたく受け取る事にした。感謝~。
「不良たちの学園物でしょ~」なんていう目線で何となく見たけど、ヤンクミ自体は気になりつつ(笑)、ドラマを、というか、春馬くんの風間廉を見てみたいなーと思った。

簡単なあらすじ

任侠集団「大江戸一家」を実家に持つ山口久美子が高校教師となって7年目。ヤンクミが赴任する赤銅学院では3年D組の生徒達との溝が中々埋まらない中、小田切竜が教育実習生として赤銅学院に赴任した。

小田切が自身に憧れ教師となったと思い込むヤンクミをよそに、小田切自身もまた自分の将来に悩みを抱えていた。そんな中、3-Dの望月達が不良グループに絡まれ、カツアゲされそうになる。そこにリーダー格の高杉怜太が現れ不良達を倒したが、その不良達は何度も警察沙汰を起こしている暴走族「ブラックスカル」のメンバーだったことから高杉達は「ブラックスカル」に目をつけられてしまう…。

一方、赤銅学院の卒業生にも重大な事件が発生、風間廉が覚醒剤の取引に関わったとして警察に追われる身となり、行方を暗ましてしまう。それを知ったヤンクミは、風間の潔白を信じ、緒方大和ら元3-Dの仲間達と共に風間を捜索することに。そして事件の裏には強大な黒幕が潜んでいた。

この映画は、ヤンクミが受け持っている3-Dの不良グループ(玉森くんがいる!)が起こす問題と、ヤンクミの元生徒の卒業生たち(春馬くんや翔平くん)が起こす問題の2つが展開する。

映画の中の「風間 廉」

「どうしたんだよ、お前ら、あわてちゃって!」というのが映画の中での廉(愛をこめての敬称なし)の第一声。ドラマの時と違って、髪の毛を染めてないからかヤンチャ感が薄い。就職をしている役だからかもしれないけど、髪の毛が黒いだけで、かわいらしい春馬くんだ。そして10代独特の体の線の細さ(薄さ?)が目立つ感じ。

廉はこの映画の中で、ストーリーの中心人物。廉が事件に巻き込まれたあと、行方不明になってしまい、みんなで探す。「廉はそんなこと、しねーよ」「廉は仲間だから」と言ってみんなで探す。熱い! 

教育実習生の亀梨くんが、廉が3Dの教室にいるところを見つけて「ヤンクミにはちゃんと話せ」という。「あいつ(ヤンクミ)には迷惑かけられない。あいつはもう俺のセンコウじゃねえ!」というわりに、元クラスに隠れている廉。かまってちゃんか(笑)!そこにヤンクミと仲間が現れる。

仲間たちが廉にいう。「なんで何も言わねぇで逃げてんだ」「俺らダチだろ」「心配しだぞ」「電話くらいしろよ」「なんも言わないなんて寂しすぎるだろ」「一人で抱え込むんじゃねえよ」
更にヤンクミが「どうして頼ってくれないんだ? お前は1人じゃないんだぞ。」という言葉を「ごくせん」モードだった頭が、何故か勝手に現実に置き換えてしまった。
この時、廉が「ごめん、本当にごめん」と泣くのだけど、すぐ現実と置き換えた頭で見てしまう悪い癖。

後半は、ヤンクミと元3-Dの仲間達で協力して、犯人をつきとめる。ちょっと無茶どころか、色んなことがありえない。黒幕数人に一人で立ち向かうヤンクミ。あ、あぶない!ってところで亀梨くんが飛び込んでくる。。。あ、2人ともあぶない!ってところで、卒業生が!!!
いやいや、絶対ないんだけど、それは熱い青春学園友情ストーリーなのでヨシ。でもちょっと面白いなぁ、と。

大勢で走ってくる生徒の中、廉はいつも真ん中にいる。どんなタイミングでも真ん中が多い。映画のストーリー的なこともあるし、元々はリーダー格の生徒らしいけど、でもそれだけの理由ではないと思う。「ごくせん3」卒業生の中で、春馬くんだけが子役からの芸歴なのだから、長い間きちんと演じてきた人は立ち姿だけで「映える」んだと思う。

特典映像での春馬くん

しっかりお仕事をする合間に、19歳のかわいいところが見える。撮影の合間に仲間たちと逆立ちをしていて、どっちが長く出来るか?競争をしてた。靴を脱いで真剣に逆立ち(笑) どんな時だって、逆立ちだって、必ず勝ちにいくのが、負けず嫌いの春馬くんなのね!

オールアップの時春馬くんの言葉:
「同じ年の子たちと芝居をしたことがそんなになくて、こんなに仲良くなれるとは思ってなくてすごくうれしいです。」
「すごく嬉しいです」という時のちょっと恥ずかしそうに言うところがカワイイ。(結局これ!笑)でも充実感たっぷりのいい笑顔を見せている。

「自分がツライ時とか、眠かった時に他の人が盛り上げてくれてありがたかった」って・・・ツライ時はさておき、眠い時って。でも春馬くんを知れば知るほどに、そういう事自然に言ってるんだなって微笑ましくなる。当時19歳は眠さには弱いお年頃だしね。

舞台挨拶での春馬くん

登壇者が22名もいる大所帯の舞台挨拶。下からだーんとあがってきて、まずは全員シルエット。でも立ち姿からして、春馬くんがどこにいるかすぐわかる。もちろん並びが決まっているから予想できるという事もあるかもしれないけど、それだけではない。本編でも思ったけど、立ち姿からして違う。

そしてみんなで頭を下げていても、一人だけとても深く、誰よりも長い。
礼儀正しいのはこの頃からで、変わってないんだね。そして声援が多い!
そして自分から離れたところでコメントをしている人にも、そちらを見て、笑顔で見つめて、うなづきながら話をきく。
そんなだから、春馬くんではなく他の人がコメントをしていても、春馬くんが見切れていても、ついつい春馬くんを追うことになる。

番外編:三浦 翔平くん

私が翔平くんを意識したのは「海猿」、最近は「天外者」の龍馬のイメージになっているから、勝手に体育会系のイメージがあった。翔平くんも、当時の20歳の男子という感じのチャラさ(役もあり)と線の細さ。走り方からしても龍馬と大違いで、最近の記憶で見てしまうと、なんだか両極端で微笑ましい。翔平くんは「ごくせん」が初めてのドラマ、映画だったということ。
この現場で春馬くんと出会って、仲良くなって、そこから12年。お互い切磋琢磨して、刺激しあって、共演して、一緒にサーフィン行って、飲みに行って・・・と思うと仲良しな2人が立派になっていて嬉しい。(でも寂しい)

ドラマも見たい気持ち

散々、興味ない!と言いつつ、「ごくせん3」見たくなった。映画だけでも楽しめるはわかったけど、廉の成長ぶり?や卒業に至るまでの過程を見たい。「この類は好きじゃない」とかいいつつ、以外とはまってるのか。笑 

でもどうやら「ごくせん3」は配信していないらしい(たぶん)昨年末に「ごくせん2」の再放送を一気にやってたから、「ごくせん3」もやるかなーと思ったけど、結局やらなかった。もしかして、今年の年末こそやるかも・・・?って、あと何か月待たないとならないんだ(笑) しかしやるかわからないしね。

・・・と言ってるうちに「ごくせん」熱が、冷めたりして。(あるある)


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