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ネイチャートレイル@尾瀬 Day 2 2023/Jun/11


結構な雨の山の鼻

朝起きるとガックリの雨。
しかも結構降ってる。2ミリぐらい。
至仏山も見えん!
一日中降ってると流石にツラいかなー。
とりあえず見晴まで行ってみようかー。

振り返って、、至仏山あんまり見えない。

歩き出すと意外に雨でも楽しい。
ミズバショウがあちこちに出てきて、その傍らにはパートナーのリュウキンカ。木道にも溢れてきてる。

ミズバショウがあると景色が華やか
あちこちで煽れんばかりに咲いていて、
初めて見るのに親しみ感じる


ヒメシャクナゲとミツガシワ

小さいのに目にとまるのはヒメシャクナゲ。
学名にアンドロメダというお姫様の名前を持っている。
可愛らしくて確かに少し気品もある気がしてきた。

粒ぞろいのお姫様たち

かわいいと言えば、池塘からポチポチ出てる三つ葉と星形のピンクの花はミツガシワ。
幾何学的なスマートな子かと思いきや、花の中にヒゲみたいな毛がたくさん。
オッさんの様でもあるな。
このヒゲは何のためにあるのかわかってないらしい。不思議ちゃん。

何かポチポチ池塘からでている
アップにするとかわいい!
でも良く見るとモシャモシャ。。

やっぱ池塘がいい感じ

池塘が大きくなってきた。
木道も池塘の上を渡ったりしてくる。
そんな時は少し緊張する。
覗き込むと結構深い。吸い込まれそう。
怖い怖い。
でも普段水の上を歩く事なんてないし、非日常的で少し楽しい。

うねうね池塘
でっかい池塘

この池塘があると、風景が一気に情緒的になる。どの池塘どうしが繋がってるのかなぁ、とか、水が綺麗すぎて魚は無理なんかな、とか、思うこといろいろ。雪解けの頃には池塘どころか、尾瀬ヶ原一帯が水没するらしい。そんな様子も見てみたい。

豪華で華やかなレンゲツツジ。
猛毒なんで、蜜は吸わないで!
何回見てもやっぱズミ。
森もイヤ、原っぱもイヤ、境界が好き。
のはずなのに、開けたところにいた。
ちょっと意外。

コーヒーを淹れる素敵なおじさん

2時間半ほど歩いて龍宮小屋に着いた。
何となくまどろんでいたら、ガラガラガラとオープンした。
じゃあ、とコーヒーを頂く事に。

コーヒーを淹れるおじさんの無口で上品なこと。
そして淹れたてのコーヒーのなんと美味しいこと。
またここに来てコーヒー飲みたいし、泊まりたい。朝日も夕日も楽しめるらしい。

元気になって、見晴まで頑張るぞ!
と言ってもすぐそこだけど。
でも雨がずいぶん小降りになって、うっすら燧ヶ岳も見えるようになった。

何か朝も似たような景色見たな。。
でもこちらは燧ヶ岳。
流れの中に鮮やかな黄緑の線


目の前を飛び交う飛翔体、それはイワツバメ

鳥さんたちが元気になってきた。
木のてっぺんで懸命に鳴いているのは黒い背中で黒い頭の子。横顔を見せてくれたがこれまた黒く、嘴も黒い。
ノビタキちゃんのオスだ。
お腹はオレンジなんだけどなぁ。見せてくれなかった。

目の前をやたら横切る飛翔体はイワツバメ。ヒュンヒュン早すぎる。
腰の白いの確認したいけど、何か飛んでる!ぐらいしか捉えられない。
でも近くまで来てくれるし、私達を盛り上げてくれてるみたいでかわいい!

尾瀬沼までの少しシンドイ道

見晴でご飯食べたあと、後半戦、尾瀬沼への道だ。
等高線には表れないけど、途中から登ったり少し降りたり、が続く。
お母さんがだんだん無口に。。

ゆっくり行こうねー。

目の前の坂を頑張れ頑張れ、と少しずつ登ってると、急に目の前のお母さんの靴から何かベロンとぶら下がった。

「靴底がとれたー!」

丁度すれ違いでおった人もびっくり。
みんな一瞬固まった。
そんで皆で爆笑。
紐持ってたから良かった!

どうにかこうにかしてゴロゴロ岩の登り下りを終えて、ヘトヘトになってきたころ、広い湿原に出た。
お母さんが無事に峠を越えた!と思ったら天国に見えたよ。

峠を越えると天国が!
雨で透き通ってしまったチングルマ

尾瀬沼!大きい!

尾瀬沼に出たら広さにびっくり。
周りに誰もいないし、そのボッチ感も含めて、人間2人に対してとにかく広いー。
雨上がりで霞んでて、沼の境界も、私達の声もいろんなものが混ざり合ってぼんやりしてる感じ。

だーれもいない尾瀬沼
沼沿いを歩く。
でもとにかく大きくて、なかなかたどり着けない。

後は尾瀬沼沿いを1時間ぐらい歩いて、長蔵小屋を目指せば今日の長いコースは終わり。
まあ、それがしんどくて、ポテンポテン歩いてたけど。
小屋が見えた時はホッとしたな。

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