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yuri_gaeru
【小説】はてしない世界の端まで行ったラマ
ラマは歩いた
毎日歩いた
毎日毎日歩いた
砂漠を歩いた
足の裏が熱かった
途中、鴨に出会った
写真を撮った
蓮根が転がっていた
踏んだ
ラマは歩いた
くじけそうな時もあった
背中が痛くなった時もあった
砂糖漬けになった時もあった
そんな時は上を向いた
そらがあった
まだ頑張れる
ラマは歩いた
毎日歩いた
疲れた
オアシスで癒されよう
元気になる
ラマは歩いた
毎日歩いた
鳥が詩を詠ってくれた
優しい気持ちになれた
朱色の髪の女の子がいた
暴走しないように願った
夜はスナフキンと語り合う
ラマは歩いた
毎日歩いた
優しい笑顔の親子が手を振ってくれた
まだ歩ける
歩いた歩いた歩いた
腹筋が割れた
お尻も割れた
ラマは歩いた
毎日歩いた
外国にいる人にも出会った
YES!!
急に夏になった
刺激的だ
ラマは歩いた
毎日歩いた
ヤギが踊る
ラマも踊る
ラマは歩いた
毎日歩いた
毎日毎日歩いた
100日以上歩いた
たどり着いた
はてしない世界の端に
今度はどこへ行こうか
ラマはまた歩く