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引っ越しってこんなに大変でしたっけ

トップ写真に設定した一覧表みたいなものですが、これは引っ越し荷物の一覧表で、千歳で搬出される際に荷物の1つ1つに私の名前と荷物番号が書かれたシールが貼られていって、その番号と物品名や箱に書いた内容などを表にしてあり、伊勢での搬入の際に引っ越し屋さんのお兄さんが番号と内容を読み上げてくれるので私がチェックしていくというシステム。(伝われ)
一般的に荷物の『数』としてどれくらいあるのが平均なのか分からないのですが、うちは192番までありました。
ただまぁ、夏用タイヤは4本に1つ1つ番号が振られていたり、扇風機や照明器具、ホットプレートなどの段ボールに入らないものも1つ1つ振られているのでそれなりに多いのかも。

ゲストハウスをチェックアウトして不動産屋さんで鍵を受け取るのが10時なので、10時半以降に搬入開始にしてください。
・・・とお願いしていたのだが、3日前の確認という電話で「8時~8時半の間に伺いますのでー、」とか言われひと悶着ありましたが、無事に11時過ぎに来ていただきました。

たぶんね? あとあと思うとね? 荷物が多くてね? できるだけ早くね? 開始したかったんだと思うんですよね?
11時過ぎにスタート、13時頃に3名増える(搬出の時もそうだったw)、搬入完了が夕方5時前でした。
11時まえまでに1軒行くわけにもいかないだろうし、5時以降にもう1軒行けるわけもないだろうし、うちで1日潰れちゃったワケですよね・・・ホント、大変お世話になりました・・・

今回起きた問題の1つ目が、『洗濯機のサイズ、ギリギリ過ぎる問題』。
洗濯機は引っ越し屋さん経由で買い換えたもので、営業のお兄さんが「ギリギリ入るサイズですね!大丈夫ですね!」と確認して発注したものなので、会社的にも「やっぱり入りませんでした」とは言いにくいだろう状況で、幅63cmの通路に、幅59.4cmの洗濯機を通すというミッション。
しかも通路の前半にトイレのドアノブがあるため、その上を通すことになるので、重さ約80kgの洗濯機を1mぐらい持ち上げて浮かせて横に倒して挿しこむ!みたいな入れ方。(伝われ②)
お兄さんに「これ、次にここから引っ越しされるときは、見積もりとか契約の時に「パワー系のスタッフをそろえてくれ」ってオーダーされるほうがいいですね・・・。今回たまたま僕が割とガタイいい(185cm筋肉系)のとスタッフ増員したからどうにかなったんですけど、メンバーによってはムリだったかもしれないです・・・」と告げられました。
うちの家、ブラックリストに入ってないか心配になってきました。

そして最大の問題が、『タンス入らない問題』。
空っぽのタンスなので重さはさほどでもないんですけど、高さが192cmある洋タンスで、これが立てても横にしてもナナメにしても浮かせても何しても入らない!
そのあーでもないこーでもないのやり取りが聞こえてて、姪っ子が私の肩を叩き、小声で、
「もももさん!!「諦めたらそこで試合終了ですよ」、て言うてきて!!」
きみ、めっちゃ煽るやん。
数分後、お兄さんにいろいろ説明していただき、いろいろやったけどこれはもう物理的に無理なヤツです!と告げられました。

買ってくれた母も見守る中、嫁入り家具のニトリの49000円のタンスとはお別れすることに。ひとまず1階までは下ろしてもらって、あとのものを全部運び込み、その間に姪っ子と旦那で買い出しに行ってもらったドリンクと食料をお兄さんたちにお渡しし、間に合わせで買い漁ってきたコンビニ食糧にも丁寧にお礼を言って下さり、終了しました。
これね? あとあと思うとね? この仕事量でね? ドリンクとね? おにぎりとかね? もっとお心付けとかじゃないとダメだった気がするんですよね?
次回はちゃんと用意しよう・・・

搬入後すぐ『タンスをどうするか問題』発生し、母は「引き取り料払ったげるから、リサイクル業者呼んだら?」と言ってくれたのですが、もったいない病が発症し、うちのミニバンの後部座席をフラットにし、姪っ子と旦那で積み込んでくれて、3人でリサイクルショップへ持って行きまして。
3000円で買い取ってくださいました。
あー、十分です、十分です。
うちそれ、入らないんで。

朝のパン以来何も食べてなかったのですが、荷物もスゴイしクタクタだしで、スーパーのお弁当で済ませる。
段ボールを机にして。マンガの貧乏学生か。

食べ終わって、まだWi-Fiも無いしテレビもつながってない、そもそも見るスペースもない、そんなギリギリの中、明日の夕方には帰ってしまう姪っ子が「さ!ちょっとでも段ボール開けよ!!荷物減らそ!!」と。若いってすごい。そしてありがたい。
とりあえず食器とかキッチン用品、洋服をタンスに詰め替え・・・あ、タンス1個減ったんやった・・・整理ダンスに入るだけ入れる、などなどをやっていると私のスマホが鳴った。
「すみません、先ほどご来店いただきました2ndストリートなんですが・・・
 タンスの中に、ドレスが残っていまして・・・
 こちらの確認が悪くて申し訳ございません!
 お引き取りにご来店いただくというのは可能でしょうか・・・?」
おー、おー、おー、それあたしのウェディングドレスやね。
中身が入ってると思ってなかったので引っ越し屋さんの養生シートに包まれたまま持って行ったので、向こうもまさか中身入ってるなんて思わずにそのまま買取→時間ができてから養生剥がして全ドア開けてみたら入ってたんでしょう。
これ、開けたらすっごい汚れてたとかだったらどうするつもりだったんだろう・・・?
明日でもいいですか?行きます! とお伝えして本日は終了。

箱を極力積んで寄せて・・・私の部屋の隙間にナナメに布団を敷き母が寝、ダイニングの端っこに布団を敷き私と姪っ子がラブラブで寝、テレビの前の三角のスペースで旦那が床寝してました。

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年齢を考慮して母がいちばんマシな空間で就寝。

気が遠くなるほどの荷物と共に、新生活がスタートしました。
荷物と私たちに幸あれ。

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お餞別にいただいたお菓子と共に。


【ところで・・・】
あの、わりとこのご時世で衝撃だったんですけども、

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荷物に貼ってるシールはこういうのなんですが、下の地名が出発地、上の地名が到着地です。
うちは北海道千歳市の管轄である苫小牧支店を出発して、三重県伊勢市に行きますよ、というもの。
私の名前が入ってまして、これは184番の荷物です。
でね?
これ、ものすごい量なので、後日引越屋さんに連絡すると引き取りに来てくれるのですが、その引き取った中古段ボールは、別の引っ越しの時に搬出当日の無料の予備段ボールとして再利用されるみたいなんですよね。
こんなふうに。

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(このかたをはじめ、3名の箱がありました)

高槻から千歳に引っ越したのか!
結婚かなぁ?それとも空港関係で転勤や就職かなぁ?

この名前検索したら普通にFacebookとか引っかかるんですよ。
この時代にこのシステム大丈夫??
『東京都杉並区から世田谷区に引っ越した佐藤剛さん』とかなら絞り込むのも難しいかもしれませんが、こんなに限定された地名の上にそこそこの珍しいお名前の場合、なんとなく怖い感じがするのですが考えすぎでしょうか。


いつかここの文章をまとめて同人誌にしたいという夢があります。