見出し画像

心を無に、解き放つ #やる気が出ない夜のひとりごと

心が無になる瞬間がある。
忙しいと、やらなければいけないことや、心配事など、意識しないようにしていてもどこかでずっと頭の中にあって、完全に無になれない。

ダンスをしていると、次の振りのことだったり、音楽のカウントを取ったり、タイミングを見計らったり、頭の中はいろいろ考えることがある。できなかったらどうしよう、なんて心配ごともあれば、次こそ失敗しないようにしよう、なんて思って身体に力が入ってしまう。

ホットヨガで身体を伸ばしたり脱力したりしていると、最初はもちろん心が無になるどころか、ついていくのに一生懸命なんだけど、繰り返し同じポーズを続けることで、心がいろいろなものから解き放たれる感じがするのだ。

胸の中に渦巻いていた不安や心配事が、けっしてなくなるわけじゃないけれど、その瞬間だけは頭の中を空っぽにして、身体全体で心を支えてる感じ。
空っぽの心は、重力なんてなくてふわふわとカタチを変えている。不思議と捕まえようと手を伸ばしたりはしなくても、ちゃんとこの身体に戻ってくることがわかっている。

一度空っぽにした心は、戻ってきた時少し軽くなっている。現実に向き合って、また戦えるようになる。

2021.4.10

画像1


いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。