涙は、心を浄化してくれるそんな存在だと思う。
涙を流すことで、悲しみを癒すこともできる。
涙を流すことで、嬉しさを噛みしめることもできる。
悲しいときだけではなく、幸せなときも流す涙。辛いときに流す涙。
どの涙も、心を浄化してくれていると私は思っている。

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星空の美しい空に浮かぶ満月。
満月って、私の中のイメージでは妖艶なパワーを持っている気がするのだ。
その時々の色で、描きたいイメージも大きく変わる、すごい存在だ。

絵描の彼が描きたかったものは、ミチルの心だった。表面だけを見て描こうとしても、その心には届かない。
ミチルの涙が、頬を伝って溢れたとき、その涙を誰よりも愛しいと思ったのは聖司だ。
星空に流れる川は、ミチルの涙。
ちょっぴりロマンティックに浸っていただければ嬉しいです。