まんまるの優しさを繋いで*あとがき

未読の方はまず本編からどうぞ。

このお話は、noハン会小冊子企画で書いた小説だ。
ちなみに、テーマはこのイラスト。

画像1

Kojiちゃんの描いたイラストだ。

私がこのイラストを見て受けた印象は、まぁるい地球。歌に例えたら、「小さな世界」だ。
手と手を握り合って、まぁるい世界を思いやりと優しさで包み込んでいる。

生きている限り私たちは、喜怒哀楽、どの感情も持ち合わせている。喜怒哀楽は、いろいろなカタチや色をしている。この手に描かれているように。

大切な誰かと一緒に分かち合いたい喜び。
大切な人を傷つけられたら、当然怒るだろう。
大切なものを無くしたら、当然哀しい。
大切な誰かと一緒に楽しむ人生。

このイラストには、そんな生きることのすべてが、ぎゅっと詰め込まれている、そんな気がした。

幸せのカタチは人それぞれだ。でも、みんな幸せになりたいと思って生きている。
大切な人と生きる人生。
一度きりしかない人生。

満月の夜、幸せをたくさん抱きしめることもあるだろう。

新月の夜、自分の心をしっかり見つめ直すこともあるだろう。

三日月の夜、切なくて涙することもあるだろう。

半月の夜、ふたりで生きることの意味を考えることもあるだろう。

私の人生を歩くことができるのは、私自身だけだ。
私だけの月を抱きしめることができるのも、私にしかできないこと。

大切に大切に、小さな幸せを抱きしめる。
まぁるくて優しい幸せは、きっと最高にかわいいはずだ。


Kojiちゃんのイラストは、たくさんの小さな世界と想いを生み出し、私たちを繋いでくれている。

いつか自分の書いたものを、本にするのが夢です。その夢を叶えるために、サポートを循環したり、大切な人に会いに行く交通費にさせていただきます。