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ヨーロッパを旅した100の感想:30.やっぱりお風呂とお米が恋しい

もうタイトルが結論なのですが、長いこと日本を離れて恋しくなるのは家族でも友達でもなく、お風呂と日本米なんです。

まあ、家族や友達とは気軽に連絡が取れますからね。ただ、お風呂と米はなかなか有り付けないんですよ。

ヨーロッパのお風呂問題

ヨーロッパはあまりお風呂に入るという習慣はありません。ヨーロッパというか、もちろん国によるんですけど、お風呂に入るという概念自体が希薄な気がしています。なぜなら家にバスタブがない家は普通にあるからです。

シャワーと一緒になっているバスタブがある場合も多いんです。ただなんかそれもシャワーのためにある感じが強い気がします。

私はもともとお風呂がそこまで好きというタイプではないですが、寒い日や疲れているときは湯を張ったお風呂に浸かりたくなりますし体をあたためたくなります。この感覚は一般的な日本人だと思うのですが、どうなんでしょう。

そんな時にシャワーしか入れないとなると、ものすごく悲しくなってしまう時があったんですよね。しかし、泊まったホテルでたまたまバスタブがあってお湯をためて入ってみてもなんだか違う気がしてしまって満足できない。

やっぱりお風呂は日本のものが一番だと思ってしまうんです。

特にイギリスやマルタなどの島国に行くと水は貴重だからた長風呂をすると怒られる時もありました。アイルランドなどでも、タンク式なのかある程度のお湯を使ってしまうと水しか出なくなってしまったりするんです。

もう、お湯が水になってしまってもう暖かいシャワーにすら入れなくなるときは本当に辛いです。

しかも、フランスやドイツなどの地域は水が硬水なので髪の毛は痛むし肌もカサカサします。これはもう仕方ないと分かっていても悲しかったです。

一番は、温泉が恋しくなることですね。温かくて柔らかい水に入れるというのは本当に幸せなことですよ。

お米の恋しさ

これは決して日本食が恋しいという意味ではありません。日本食は頑張ればヨーロッパであればある程度のレベルのものが食べることができます。

しかし、日本米はどんなに頑張っても食べられませんでした。

新潟産のコシヒカリが好きでずっと日本にいる時に食べていたのですが、甘くてご飯だけでも食べれるほど私は白米が好きでした。

なので、海外のタイ米なのか何米なのか分からないパサパサしたご飯が我慢ならなくて仕方なかったんです。一度イギリスにいる時に日本食スーパーで日本から輸入している日本のお米を買ったことがあります。

もちろん、値段は日本で買うよりずっと高かったのですがもう仕方ないです。食べたくて仕方なかったので。

そのあと、お鍋で加減を見ながら米を炊いたのですが水も違うし調理法も初めてだったからか上手くいかずそのお米は美味しくありませんでした。

お米を炊ける簡易的な道具を持ってくるべきだったとこの時は本当に後悔しましたね。

そんなに白米が好きならサトウのご飯などの簡易的なご飯をなぜ持っていなかったのかと思う方もいると思います。それは、単純に重いから荷物に持っていけなかったというのと、海外だと電子レンジがどこにでもあるわけではないので邪魔になる恐れがあったからです。

実際に、ロンドンでの寮やいくつかのホテルでは電子レンジがなく自炊をする際に難航した覚えがあります。オーブンはあるのでパイは焼けたんですけどね。

不安な人はぜひ持っていって

正直、私は1ヶ月以上日本を離れるということをしたことがなかったので、どこまで自分が日本のものを恋しくなるのかということが分からなかったんです。

でも、確かに恋しくなりますね日本のものが。逆にいうと1ヶ月くらいなら日本が恋しくなることはないので、日本のものをそこまで持っていく必要はないです。

ただ、3ヶ月以上離れる人は不安なら、ご飯が炊ける100均の容器や、疲れが取れるようなホットアイマスクや温める足裏シートなど持っていった方がいいと思います。

確実に恋しくなった時の代用品になると思うので。

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