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ローマに恋して

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ローマ留学中の体験を紡いでいくお話。I will cherish my visit here in memory as long as I live.
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記事一覧

ローマの休日事情について

日本では10連休が始まりましたね、実はこちらでも似たようなお休みの期間がありました。(写真…

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教会に住む? 不思議な繋がりについて

今回はローマで最初の頃過ごしたホリデー・ハウスのお話です。(写真はハウスを出た通りから)…

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ロジック 論理と言葉について考える

ロジックによって時間のあり方が縛られ過ぎてはいないかと、ふと思う。 時間をもてあそぶ、と…

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ライオンにはなれないけれど。

留学している、いま繰り返し聴いている曲があります。(写真はPizza di Spagna の近くのお店に…

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より遠くの世界を見てみたい

僕らが暮らす世界において見えているものはどれくらいあるだろうか。いま手にあるiPhoneの液晶…

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非日常な日々に想うこと

慣れというのは喜ばしいようで、 感覚は狂っていく。 限りがあることに気づいたときに、いや…

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さよなら の挨拶を。

Arrivederci というのは、イタリア語の「さよなら」なのだが、普段は気軽にCiaoを使う。正しい使い分けなのか分からないが、診察室から患者さんが出て行く時や少しフォーマルそうなときに“arrivederci アリヴェデルチ” と言っていた。 もう一度会う、という意味を含んだ別れの挨拶である。 帰国前の挨拶に行ったときのこと。その日の朝は研究所で文献をまとめて、レジデント達の業務が落ち着く頃合いをみて病棟へ白衣を片手に向かった。 廊下であまり見覚えのないご婦人にin