茜色

改札を抜ける

目の前には

真っ赤な夕日

線路が

太陽に向かって

延びている

空のグラデーションは

一瞬の出来事

少し歩くと

辺りはすっかり暗くなる

気温は夏なのに

流れる色に

秋が混じる

夕日を

物悲しく感じるのは

季節柄か

心情の投影か

少しずつ

確実に

次の季節がやってくる

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