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2024.1 読了本2冊目 西の魔女が死んだ

今年からどんな本を読んだのか、何冊読んだのか、何を思ってどんな言葉が刺さったのかをこちらに記録していこうと思います。

Instagramでは #本の読了報告 として
心に留めておきたい一文を抜粋し、レタリングをしてなるべく中身の内容に触れすぎないように記録をしています。

こちらでは少し踏み込んで時には心に刺さった文上なども挙げながら感想を書きますのでどんなお話かを知りたくない方は読まないようにご注意ください。

2024.1.15 読了
西の魔女が死んだ
梨木香歩

本の概要

二度と再び、まいの世界が元に戻ることはなかった。

学校に足が向かなくなった少女が、大好きな祖母から受けた魔女の手ほどき。何事も自分で決めるのが、魔女修行の肝心かなめで……。

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。

私は2017年に出た新しい版を読みました
その概要はこちら↓

自分を生き抜く力を伝える、ロングベストセラー小説の愛蔵決定版。中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、夏のひと月をママのママ、西の魔女と呼ぶおばあちゃんと共に暮す。感受性が強く生きにくいと言われたまいは、その性質を抱えて生きるために魔女修行に取り組む――初刊から23年を経て、書下ろし短篇おばあちゃんのモノローグ「かまどに小枝を」等表題作に繫がる三作も収録。

本の詳細
本の長さ 215ページ
出版社  新潮社

手に取った経緯と読んだ感想

幼馴染から好きな本はこれだよと教えてもらい、昨年12月に借りてみました。

最後のある文を目にしたとき、悲しさとそれ以上にあたたかさが込み上げて来て涙が止まりませんでした。良かったなという安心からの涙だったのかもしれません。まいに悔いが残らなくて良かった。ところどころ他にも目が潤むシーンがあって、それは自分で決めて自分で行動していくまいの逞しさに心打たれたからだろうと思います。成長していくまいを尊いと思いました。もしかしたら親目線で読んでいたのかもしれません。中学に入ったばかりのまいの大人な考え方に驚きながら、大人よりも子供の方がよく周りを見て言葉を発しているかもしれないなとハッとしたりもしました。

表現描写がすごく素敵で一冊の本だけど人生を強くひたむきに生き抜くエッセンスみたいなものも詰まっている気がして良かったです。図書館から借りて読んだので返却期限が迫り、急いで読みました。ですので難しい言葉や物語に出てくる植物などを良く知らないまま読み終えてしまったことが残念です。次はひとつひとつ調べながらもう少ししっかりと物語に浸りながら読み直しをしたいなと思いました。
おばあちゃんの生き様がカッコよかったです。まいを通して私も手ほどきを受けているような、なんだか自分にも生きるためのお守りをもらったようなそんな印象を受けた一冊でした。


刺さった言葉、気になった言葉
・人の運命っていろんな伏線で織りなされていくものなんでしょうね
・人の注目を集めることは、その人を幸福にするでしょうか
・何が幸せかっていうことは、その人によって違いますから。まいも何が舞いを幸せにするのか、探していかなければなりませんね
・ありがたいことに、生まれつき意志の力が弱くても、少しずつ強くなれますよ。少しずつ、長い時間をかけて、だんだんつよくしていけばね。生まれつき、体力のあまりない人でも、そうやって体力をつけていくようにね。最初は何にも変わらないように思います。そしてだんだんに疑いの心や、怠け心、あきらめ、投げやりな気持ちが出てきます。それに打ち勝って、ただ黙々と続けるのです。そうして、もう永久に何も変わらないんじゃないかと思われるころ、ようやく、以前の自分とは違う自分を発見するような出来事が起こるでしょう。そしてまた、地道な努力を続ける、退屈な日々の連続で、また、ある日突然、今までの自分とは更に違う自分を見ることになる、それの繰り返しです。
・意志の力をつけることの難しいのは、それに挑戦するのが意志の力の弱い人間の場合が多いので、挫折しやすいということ
・一見不思議な体験を後生大事にすると、つぎからつぎへとそういうものに振り回されることになりますよ。けれども不必要に怖がることはありません。それも反応していることになりますからね。ただこうべを高くあげて
・無視するんです。上等の魔女は外からの刺激には決して動揺しません
・魂は身体を持つことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に世を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスというわけです。成長の機会が与えられたわけですから


次回は、2024 1月に読めた本は目標数に対して何冊か、どんな本のタイトルかをまとめます。

今年はあまり本を読めなさそうな予感がしていますが、案外読める物なのかもしれないとも感じています。
となると、こちらに記録を残すことの方が難しくなるかもしれません。読了後の思いをメモに残し時間をみつけて継続したいです。

次回もどうぞよろしくお願いします。

もし最後まで読んでくださっているかたが
いらっしゃいましたらとても嬉しいです。

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
^ ^立春大吉

やまもとゆか

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