予約はした、の結末
“前年度”という言葉は、たった数日のことでも、お正月を挟んだように、相当な過去として分けてしまう言葉になってしまいました。
前年度のことはもういいから!みたいな気質で仕事をしている僕としては、そんなこと言っても未だに前年度にやるべきことが終わっていないもどかしさもあります。
3月の半ばに、こんな投稿をしました。
先日めでたく発売日を迎えた書籍を、事前に予約して購入しようとしたものの、書店で不安なひとときを過ごした、という内容でした。
僕は、予約時に店員さんが言っていた、「入荷しなければ電話しません」という言葉通りに受け取っていました。
結局、発売日当日の金曜日まで何の電話もなかったことから、入荷しなかったんだな、と考えました。
そこで、金曜日の仕事帰りは、普段は通らない道のりで帰り、大きな書店に寄って、目当ての本を購入して(美味しそうなプリンも買って)帰りました。
購入した作品は、電車の中や、帰宅後のリビングで、一気に読んでしまうくらいに魅力的な作品でした。
翌日の土曜日の夕方、スマホが震えました。普段から電話はほとんど鳴らないので、ビクリとしながら、たまたま近くに置いてあったので取ってみると、
「△△にある○○書店ですー。先日ご予約いただいた本、入荷しましたので、ご都合良いときにお越しくださーい。」
なんだか嬉しそうな店員さんの声がしました。
・・ほう、そういうことですか。
1日遅れの、商品到着の連絡でした。
つまり、予約はできていたのです。個人情報も有効活用され、大事な連絡のために使用されました。・・良かった良かった・・。
週明けの一昨日、仕事帰りに書店に寄って受け取ってきました。黄色い表紙が、気分をグッと上げてくれます。帯もちゃんとついています。(妻が、不吉なことを言っていたので心配していたのです)
今回は、汚れたら嫌だなと思って、カバーをかけてもらいました。
僕はあまり明るくないのですが、いわゆる“推し活”の作法として、推しの作品は同じものを3つ購入したりするのだそうで。大人ですね。
閲覧用、装飾用、保存用・・こうなると、思う存分読み直せるし、場合によっては「布教」なんて呼ばれているような「贈り物」にも使えそうです。
ともかく、一度は落胆した書店への感謝たるや・・!店員さんの誠実なまでの回答ゆえ、こちらが不安定になってしまったのだと確信しました。ちょっと怒ってしまった自分が恥ずかしい。
発売日のワクワクを一緒に楽しんで、さらに予約もできていて、またゆっくり読み返したいなぁと思います。
そして、家族にも読んでもらいたいなぁと思うのです。
そんなわけで、色々あって、僕の手元には3冊あります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました! サポートは、子どもたちのおやつ代に充てます。 これまでの記録などhttps://note.com/monbon/n/nfb1fb73686fd