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ちょっと行き過ぎた方が、物事の良さが追究されるんじゃないかって話

 仕事やプライベートにおいて、より良いものを追究したいという気持ちがありますが、それでもより良いものを追究するって難しいです。ではどのようにするとより良いもの、つまり、質の良いものに出会い、手に入れることができたり、作りあげることができたりするのでしょうか。
 最近の私の身近に起こった出来事から、このことについてnoteに書いていきたいと思います。

1.そもそも質の良いものとは何か

 そもそも質の良いものとは何かを考えたときに、それは仕事とプライベートで少し変わってくるものだと思っています。仕事においては、どれだけ技術が高くてもその仕事を受ける相手にとって好ましいものでなくては質が良いものとは言えないのではないでしょうか。どれだけ技術が高いものでも、受け手にとって受け入れられないものであれば、それは仕事としては成立しづらいからです。ですので、仕事における質の良さは、自分の満足よりも相手の満足が優先される可能性が高くなります。もちろん、場合によっては突出した自己満足が評価を受けることもありますが。
 では、プライベートではどうかというと、そこは周りの人の評価よりも、自分のとっての心地よいかが大事になってくると思います。自分にとってのぴったりな感覚が大切です。でも、自分の心地よさを優先するあまり、周りの人との調和であまりにもかけ離れすぎてもいけないような気がします。つまり、自分の満足を大切にしつつ、周りとのバランスを見るということが質の良さになるのかと私は考えています。

2.ずっと履けるお気に入りのジーンズ

 さて、私はこの1年、豊かな人生を送るために「やりたい事リスト」を作るようになりました。そのことにについては、こちらの記事をご覧ください。

 その中で私のやりたいことの一つに「ずっと履けるお気に入りのジーンズを買う」というものがありました。そして、今回、少々高くてもいいからと思い1本ジーンズを買いました。それが、なんと私にとってとてもしっくりくるものになりました。自分にとってのぴったり、質の良いものを見つけた感覚でした。
 最近の買い物は、私にとって長く使えそうなお気に入りのものになることが多くて、自分にとっての質の良いものが分かってきたような感じがします。

2.ぴったりなちょうど良さを見つけるために必要なこと

 最近の買い物で、なぜ私にとってぴったりなちょうど良いもの、つまり質のよいものをGETできるようになったかと言うと、きっとそれまでにたくさんの失敗した買い物があったからだと思います。私はお洒落な方ではありませんが、服は好きで、昔からよく「いいなぁ。」って思うと少々高くても買ってしまっていました。ジーンズ一つとっても、その時代に流行っているスタイルがあったりします。雑誌なんかを見ると「かっこいいなぁ」と思って、流行りのスタイルのものを買ってみたりもしました。流行りのスタイルであっても、なんだか自分には合わずに、「しっくりこないな。」と思ったり、「着心地がよくないな。」と思ったりすることがたくさんありました。そんな経験をたくさんしてきたから、自分の中のちょうど良さを見つけられるようになってきたのだと感じます。

3.質より量?いや、量から質へ

 最近たまたま見たyoutubeで「【本田圭佑×大澤亮対談②】成果を出せる人と出せない人の違いとは?」というものがありました。この動画の3分15秒あたりから、質を求めるために量を大切にすることについて本田さんが話されています。特に印象に残るのは「結論、サッカーをやってきて思うのは量じゃないです質です。でもそれは量をやってきた人間が言えることなので。」です。本田さんほど自分を追い込めなかった自分がいますが、仕事でもなんでも、人の嫌がる仕事をやってみる、面倒な事もとりあえず自分なりにくぐってみる。そんな経験をたくさんしてからこそ、効率の良さや質の良さに気づくと感じています。他人にこうやったらいい、このやり方がいいって言われても、自分でしんどさ、面倒さを体験していないと質的なところには気づけないと私は思っています。
 質は大事。でも、そこに辿り着くにはたくさんの量を自分で経験しないとです。

4.ちょっと行き過ぎてしまう経験を

 何かに夢中になって一生懸命頑張ろうとする人生の中で、上手くいかない事や大きな失敗をしてしまう事はあります。一生懸命な故に、そのことで深く傷つき、悩んでしまうこともあるでしょう。それでも、そこをくぐりぬけた先に、たくさんの量を経験をした先に、研ぎ澄まされた質が待っているのだと思います。自分の人生を振り返っても、もちろん最初から質を求めて取り組みますが、それも自分でやってみる量を重ね、ちょっとやり過ぎなんじゃないかと思うくらいまで行った先に質の良さが見えてきたと感じます。周り道のように見える沢山の量は、実は質の良さへの一番の近道なんじゃないかなって思います。

 最後まで読んでいただきありがとうございます。今はなんでもコスパを求める人も多いかもしれません。でも、面倒さやたくさんの失敗の先にこそ見えてくる本当の質があると思っています。これからの人生、私自身も、まだまだいろんな分野で沢山悩んで、沢山経験して、良いものに気づく感覚を研ぎ澄ませていきたいです。


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