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 私は小学校で教員をしています。近年、教員の労働環境のブラック化について言われています。私も残業はしますが、だいたい7時30分から勤務し、17時には帰るようにしています。
 プライベートの時間や家族との時間を大切にしたいからです。

 でも、最初から17時に帰れていたわけではなく、色々な工夫をしながら効果的な方法を見つけていった感じです。
 もう皆さんがされている事もあるでしょうが、私がしている事で、皆さんの参考になることがあればと思い、少しずつ紹介していきたいと思います。

 今回は、私が仕事をする上で大切にしている見通しを持つということについて、どの程度先を見て仕事に取りかかっているのか、それはどうやってやっているのかということをお話ししていきたいと思います。

1.年間予定の確認

 新しい学校に異動になると、今まであった行事がなかったりしますし、その逆もあったりします。また、初めて担当する学年だとどんな行事があって、いつから準備する必要があるのかをざっと確認します。

2.週予定の作成

 ここは時間をかけます。だいたい3時間程度の仕事です。1学期間の週予定を全部作ります。教科の内容まで全てたてます。もちろん、途中でズレてきます。日常を過ごしながら修正をしていきますが、今のスケジュールは遅れているのか、そうでないのかが分かるのは大切です。
 2学期分は夏休みに、3学期分は冬休みに取り掛かります。

3.週予定の修正

 だいたい木曜日か金曜日には、翌週の細かな週予定を修正し、次の週にやらなければいけないことのおおまかな準備は済ませておきます。週の終わりにはだいたい来週のことは大丈夫だなという状態を作ります。ちなみに、これは授業準備もです。来週はこんな感じでやるということをある程度把握しておき、毎日の授業準備の時間があまりかからない状態で週末を迎えます。
 そして、金曜日には再来週の週予定を8割程度で作り、関係のある先生方に配布しておきます。そうすることで余裕を持って他の先生からの修正を受けられます。ちなみに、早めに出すと細かいところのミスを早めに教えてもらえたりするので安心です。

4.見通しを持つことのメリット

 年間、学期、週、毎日の予定を把握し、修正しながら、ある程度先を見通せる状態を作ってあれば隙間時間に何をすればいいのかも見えてきて、先手、先手で仕事ができます。やるべき事を迎えにいくくらいのイメージです。そうすることで余裕を持って仕事に対応できるし、何をしなくてはいけないかを考える時間が短くなります。
 また、余裕ができるので、予定外の仕事への対応や、さらに今ある仕事をより良くしていくことにも力が注げます。何かに追われている状態ではなくなり、心にも余裕ができます。以上が私が感じている見通しを持つことのメリットです。

 最後になりましたが、記事を読んでいただきありがとうございました。皆さんの参考になれば幸いです。

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