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烏合の衆は烏合の衆

知り合った会社の一軒家の片付け(残地物搬出作業)のお手伝いの最終日。
前回の話はこちらから。

女性が一人減り、3人での作業。
3階の残りの部屋3部屋。

前日の作業がどの程度まで進んでいるかを見てみると、
終わったであろう部屋によくわからない物が散乱している。

例えばもうまとまってて、運び出しをする為に終了した部屋に置いているのならわかるのだが、
散乱した紙や、筆記具等が散らばっていたり。

吾輩が触るとまた面倒くさそうになるので、
全員揃ってスタートしてからはまた搬出移動のみ携わる。

今回は吹き抜けの家屋だったため、
3階にあったマットレスを敷き、
吹き抜けから2階に落とすように段取りをしたのだが、案の定袋に入れたものは着地と同時に破裂する。

そりゃそうだ、尖った物入れてるんだもん。

3人で仕分けまとめ。吾輩で2階から車庫へ搬出しているが、結局仕分けが遅いので時間が空く。

3階に上がるのもタルいので、たまーに3階に上がって物を下す。

そうこうしているうちに建物全ての物を外へ出し切り、社長とお客様にて残地の確認。

引き出しの中そのまま残ってたり、開けてない扉があったり。

3人で何してたの?2日目は4人も仕分けいたけど?

全て作業が完了し、特に「今回はどうだった?改善点は?」的な話もないので、きっとこの会社はこのままなんだろう。

そそくさとその場を後にした。

毎日の作業をプロとして携わるのであれば、
常に反省改善は必要だし、そのための段取りも変わってくる。

束ねるためのラップも紐もない。
ガムテープもない。あるのは袋だけ。

翌日のごみの収集は立米計算となる(1立方メートルあたり何円)のだが、

ゴミをコンパクトに詰めるという発想が無いのか、袋はパンパンに詰めるくせに、
プラスチックケースの引き出しやトランクケースは中が何も入ってないまま出している。

エアを捨てる箱

吾輩の界隈は経費をなるべく抑えるために、詰めれるだけギュウギュウに詰めて、収集の料金を安く済まそうとやっている。

段ボールとかプラケースに鋭利なものとふわふわしたものを詰めていけばコンパクトになるし、運びやすい。

洋服や布系ならいいのだが、袋に詰めると運んでる途中で破けてしまい、また違う袋に入れなおさなきゃいけない。

本人たちはスピーディにやっているつもりかもしれないが、
「まとめる」という作業についてだけスピーディかもしれないが(ぜんぜん早くは無かったが)、
その後の運び出しや積み上げの事は何も考えてない。

しょせん烏合の衆は烏合の衆。
数集めても烏合の衆は烏合の衆。

それでこの道15年とか言われても、なんとも思わない。

今回は「なるほど」となる要素が一つもない会社の現場だった。




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