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2024/2/7沖縄との出会い6

 本当は私は波打ち際で貝や石を拾ったり、のんびり海を眺めたりするだけでいい。しかし、思い返せば自ら進んでは選ばない経験だったのだから、あれはあれでよかったのだと思う。
 おやつにはパイナップルが振る舞われた。缶詰ではない、生のパイナップル。ルリコと私は興奮して美味しくて本当によく食べた。後で舌がザラザラになって後悔したが、それでも南国の味に幸せだった。
 3日目は地元の小学生とバスケットボールを通して交流することとなった。おそらく本部町の小学校のバスケット部の子どもたちだったのだと思う。戸惑って困ったような顔で現れた子どもたちは、今思えば「何でこの子たちとバスケットをしなくてはならないのか?」と思っていたはずだ。私たちだって思っていたのだから。私たちのような素人は全く歯が立たずにぼろ負けだった。帰りに幸福の木と星砂をもらった。その星砂は今でも私のアクセサリーケースに入っている。

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