見出し画像

一番ためになったと思う恋愛アドバイス|愛着理論⓪

パートナーとの喧嘩や、今までの自分の恋愛を振り返ってみて、なんだかパターンがあるな・・・?と思ったことはないですか?

私が心理学を勉強していて一番ためになったなぁと思うのは、愛着理論という考え方です。

最近急速に認知度が高まっているものの日本ではあまりメジャーではないというか、まだ浸透していないのと、日本語で得られる文献や本には限りがあるので、この次の記事以降詳しく書いていきたいと思いますが、

簡単にいうと、私たちが赤ちゃんの時に親との間に築いたつながり(愛着)が、今のあなたの人間関係の構築の仕方(ひいては性格や感じ方、考え方)に多大な影響を及ぼしている、という理論です。

赤ちゃんって、その後の人生を生き抜くために、膨大な情報を取り込み、吸収して、試して、学ぶ、ということをしますよね。

たとえば、若い脳がどれだけ柔軟かは、複数の言語を母語として話す人がいることからも簡単に想像できます。

大抵は、赤ちゃんの頃から複数の言語に触れているほど流暢で、大人になればなるほど、外国語をネイティブのように理解し、話すのが難しくなる。

その柔らかいスポンジのような脳で、赤ちゃんは人とのつながりも学びます。主に、一番近い存在(たとえばお母さん、お父さん)から。

そして、私たちはそこで学んだことをいわゆるお手本として他の人との関係性にも当てはめていくのです。
それも、ずっと。大人になっても、無意識にずっと同じお手本を参照し続けます。

ということで、ざっくりいうと、私たちが人間関係を築くときのスタイルは、赤ちゃんの時に形成された愛着が関係している!そしてその傾向は4つのグループに分けることができる!ということを説明したのが愛着理論です。

恋愛を含めた人間関係の全てをこの理論で説明することはできないし、
西洋と東洋の文化の差がある程度影響を及ぼすこともあるので
一概にあなたはこのタイプだからこう、とは言えないのですが、私にとってはこの構造を理解することは、自分や他人を理解するのに相当役立ちました。

恋人やパートナーと衝突するとき、相手が間違っている、と思うのは簡単なのですが、多くの場合、それは0か100かといった単純なことではく、その人が身につけた傾向と自分の傾向がぶつかり合ってしまっている、奥が深い問題なのかもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?