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今日は《龍聖霊ウルフェウス》を語りたい

小学生ぼくの『デュエマ観』。
それは『火文明のドラゴン』のみが正義だった。
そんな当時の自分に、新たな価値観を植え付けたのがこのカードだった。


・出会い

それは《ボルメテウス・武者・ドラゴン》を求めて剥き続けた『極神編』だった。
目当ての《ボルメテウス・武者・ドラゴン》は当たらなかったが、代わりにこのカードがパックから出てきたのだ。
火文明ドラゴンではないが、白凰さまの切り札カード。
デュエルマスターズにおいて、勝舞くんと双璧をなすライバルキャラであり、非常にクールカッコいいキャラクターだった(アニメでは、ね)ので、好きなキャラクターだった。

武者・ドラゴンほどではないが嬉しかった。
だが、火文明ドラゴン厨だった僕、このクリーチャーを満足に使えるような『Sトリガー呪文』は持っていなかった。
しかし……

・小学生環境にもたらされた『核兵器』

『極神編』の発売からしばらくした頃……
それは現れた。
【スーパーデッキ ヘブン・オブ・ドラゴン】と【スーパーデッキ バイオレンス・エンジェル】である。
それまでパックからでたカードの寄せ集めの束が『デッキ』だった我々小学生たちの環境に、革命をもたらした。
コンセプトがしっかりとしており、複数枚積まれたスーパーレアや防御札等々……それは我々にとって核兵器のようなデッキだった。

そして特に、【バイオレンス・エンジェル】は《龍聖霊ウルフェウス》を持て余していた僕には渡りに船だった。
最初こそ、【ヘブン・オブ・ドラゴン】を使っていた。
だが、当時非常にデュエマが弱かった自分には守りを固めて勝つ【バイオレンス・エンジェル】は『勝ち』の体験をもたらした。
なおかつパックから当たったトップレア《龍聖霊ウルフェウス》を投入しやすく、すぐにこちらのデッキが気に入った。
有効活用出来ていたか? と言われると、そんなことはないだろう。
せいぜい《ヘブンズ・ゲート》を打つ程度にしか使えていなかったのだ。
でも、それでも良かったのだ。
当時の自分には、『ちゃんと意味のある』カードを《龍聖霊ウルフェウス》から打てたことが嬉しかったのだから。

こうして振り返ると、カード単体の思い出は《ボルメテウス・武者・ドラゴン》よりも多いかもしれない。
とはいえ、『極神編』の二大看板ともいえるこの2体のカードは、自分がデュエマを思い返す上で外すことができないカードだ。
そして、連日この2体の思い出を語ったということ。
その意味は、ご聡明な読者の方ならば、すぐに思い当たることだろう。

では、また明日。

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