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20230415_この夜をミキサーでかき混ぜて

・パートナーと「グリッドマン ユニバース」の映画を見に行くために、「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」全24話をサブスクで再生し続けた一週間だった。パートナーが特定の作品を絶対見て欲しいと主張することはあまりないので既存シリーズを観てから一緒に映画に行くことにしたのだ。

「SSSS.GRIDMAN」と「SSSS.DYNAZENON」もどちらもロボットものというか、シルエットがメカメカしいヒーローが合体したりすごい技を出して戦うアニメーションだ。ただ主軸はおそくそこになくて突然現れる怪獣に振り回される主人公たちが目の前の出来事に対して感情を揺さぶられて葛藤する姿が印象的だと感じた。とはいっても円谷プロの「電光超人グリッドマン」がベースなので変身シーンやバトルシーン、ウルトラマンへのオマージュなどがファンにとっての見どころだったのかもしれないけど。

面白かったし泣けて笑えた良い作品だった。世界観の設定はここ最近ちらほら見かける設定で飲み込みやすい反面新鮮味はなかったけど、そこにグリッドマンやダイナゼノンというヒーローが加わることで今まで触れたことのない作品になりとても新鮮に感じた。キャラクターたちも個性的で魅力があって、声優さんの自然な演技も作品に惹き込まれる理由だったと思う。

印象的だったのは主人公たちが怪獣を倒すのに葛藤するシーン。人間も怪獣も生きている、というのは小さな頃から気になっていたテーマだったのでそこに主人公たちが気付き葛藤していたのは個人的にとても良かった。怪獣優生思想という「怪獣>人間」側の人々も出てくるのでより考えさせられたのもある。正しいのが良いこととは限らず、ましてや自分たちが正しいなんでどうやって証明すればよいのだろう。

・コナンの公開の翌日だったので映画館は人で溢れかえっていた。待たされたり並んだりして映画館の席に着く。やっぱり大画面で見るバトルシーンはかっこいい。ただ登場キャラクターが増えすぎて特撮の初心者の私は早々にグリッドマンたちを見失い、今誰が殴られて誰が倒れたのかよく分からなくなった。2時間という尺では物足りなくて、もっと伏線回収して!と叫びたかったけどシリーズが続いていく可能性もあるので(あるかな?)我慢した。

帰宅してから色々調べていたら偶然推しの性別が女の子ではなく男の子だと知った。ものすごいショックだ。女の子であって欲しかったな、かっこいい女の子って素敵だから。

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