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退院日の朝

睡眠薬を飲んでも、夜中1時に目覚めてから一睡もできず、朝を迎えた。
退院日の朝食はないみたい。
いつもの時間に来なかった。
聞かされて無いな。

普段あまり食べないが、ここ1週間軽くだけでも毎食手をつけていたため、胃がグルグルと文句をいっている。



夜の見回りもドアを開けただけで内側カーテンまではなし。形式上なのがよくわかる。
8時になっても、昨夜38度の熱が出たにもかかわらず、誰も来ない。

朝6時過ぎには隣の部屋の新規入院者を気遣う看護師の声が聞こえる。

手術2日前からの入院だから、
頭のてっぺんから出したような明るい
若い女性の声がキーンと響く。

昨夜、38度の熱が出て、
翌朝の状態次第で退院とはいわれたものの
その1時間後くらいには
入院費の請求書と次回の予約表や診察券を返された。

手術終わったらさっさと出てけという事か。
病床回転のためには致し方ない。
熱を出すなら自宅で出してくれという事だろう。
院内でことが起きたら院内がみなきゃならなくなるし(この場合放置だが)面倒なのだろう。

受け入れる時は寛容でウェルカムで
終わればポイ。手術数等を謳う病院ならでわだな。

「10時退院ですが、10時を待たなくても退院していいですから」38度熱が出てる者に言うセリフかと耳を疑う。

つまりは、「10時になる前に出てってね」
京都人じゃなくてもすぐ察する。

長居は無用。
さっさと居ぬることにするか。

終わりよければ全てよしというが、
終わり悪ければ全てが嫌な気にもなるなと。

手術自体には感謝しているが、
電気代1日2000円(テレビは私は見ない)
食事代1日1500円(ほぼ食べれない)
結構色々かかったな。

いい事ばかり抜粋して書いたアンケートは出さずに帰ろう。

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