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懐かしい味を手作りした日。

今日は暦の上で一年で一番暑いと言われる大暑の日です。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?

伊豆高原は高齢者が多い地域なので

気温が上がると熱中症の人が多発するのか

ひっきりなしに救急車が出動しています。

我が家も高齢者と中年の家族構成なので水分補給に気を付けつつ

厳しい暑さを乗り切りたいと思っています。


先日愛知の知人から立派なナスが沢山送られてきたので

旬のナスを使い久しぶりに信州名物のおやきを作りました。

艶々ピカピカの大きなナスです。


おやきはお惣菜や餡子を小麦粉・そば粉・米粉等で作った

生地で包んだ長野県のローカルフード。

一言でおやきと言ってもとても奥が深い食べ物らしく

地域によって生地の材料や加熱の仕方が違い食感も様々なんだとか。

私が以前暮らしていた南信州でも

おやきを専門に販売しているお店が沢山ありました。

大型店は勿論、おばあちゃんが一つずつ手作りしているような

個人商店も有ったりとバラエティーに富んでいます。

そのお店ごとに味の個性があって色んなお店を巡り

自分好みのおやきを探すのがとても楽しかったです。

私が特に好きだったのは生地が厚めなふわふわむっちりのおやき。

具材はカボチャの煮物やなす味噌等の甘辛いおかず系をよく食べました。


あいにく強力粉を切らしていましたが食べたいときが作り時なので

家にある材料だけで作ります。

薄力粉を中心に米粉・コーンスターチをミックスし

もっちりふっくら系の生地を目指しました。

断面撮影するのを忘れてしまいました。
中身はなす味噌と切り干し大根の煮物の2種類。
熱々を頬張ると口いっぱいに幸せが広がります。

強力粉が無くても意外と美味しい生地が出来ました。

具材を包む作業が少し難しいけれど生地に包んでしまえば

どんな素朴なお惣菜でもご馳走になってしまうのがおやきの凄い所。

たまに無性に食べたくなってしまう私の心のふるさと信州の味です。

伊豆高原に移住してからはおやきを置いているお店が無いので

見よう見まねで自作しています。

ご近所の別荘に来ているマダムにおすそ分けすると

必ず「あなたこれ売りなさいよ!」と褒めて頂けるので

おやきって都会の人にも郷愁をそそる

素敵な食べ物なんだなぁと実感しています。


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