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English Short Story / Philosophy ――― To the Best Philosopher, Stuck in a Room at Mandela Hotel, London, U.K.

※こちらのショートストーリーは、私が大学の課題レポートで書き上げたものを基に手紙風の物語としてオリジナルリメイクしたものです。
※思考の保存として記事にしてみました。末尾に和訳つきです。
※別に収益は期待していないので、直接の知人である場合、メッセージをくれれば丸ごとプレゼントします。
※著作権は私に属しますので、万が一転載や盗用が発覚した場合、即刻然るべき処置を取ります。

《あらすじ》

カメルーンの首都ヤウンデに暮らすムンゴは、イギリスの首都ロンドンに留学している哲学好きの友人チャールズから長い手紙を受け取る。手紙の内容は、ロンドン留学中のチャールズが、近代欧州列強の傲慢と暴虐、アフリカ人エリート達の「白い母犬」に従う態度、そしてそんななかでも大衆的想像力を備え現代を切り開くアフリカに抱く希望について思考したことであった。ムンゴはヤウンデから海の向こうの友人に向けて返信を認める。

※Francis B. Nyamnjoh("The Disillusioned Africans"(邦題:『幻滅するアフリカ人』)を先に読むことをお勧めします。)

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