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政治について興味がありますか?3つの本音と建前。興味を持つための2つの提案。

私は教師なので、教師としての建前はこうです。こうでなければいけないのだと思います。

1.日本国民として日本の政治に興味を持たなければいけない。
2.成人したら選挙に行って投票するべき。
3.政治を志す優秀な人材を育成するような教育をするべき。

しかしながら、多くの人はどう思っているのでしょうか。

実際のところ、私はこうは思っていません。

本音はこうです。

1.興味のないものを無理やり興味を持っても身にならない。
2.投票するかしないかは自由。
3.優秀な人材は政治家なんて目指さないと思う。

これって悪いことなのでしょうか。私が生きてきた中で、政治に興味を持てるような機会は全くありませんでした。

大学では数学を学び、数学の先生として過ごす中で、政治に興味を持つ機会はありませんでした。

今の生徒のうちのほとんども同じなのではないでしょうか。

こういう生徒たちに、興味のない私が

「政治に関心を持ちなさい」
「政治に関するニュースを見なさい」
「成人したら投票に行くものだよ」

と言っても説得力はないでしょう。政治に関心のある先生が言ったとしてもどれほどの生徒の心を動かすことができるかは疑問です。少なくとも昔の私はビクともしないと思います。

ここまで怠惰のススメのような話しかしていませんが、

しかしながら、興味がないよりはあったほうが良いだろうし、興味を持たせる指導ができたほうがいいとは思います。

私もできるなら興味を持ちたかったと思いますし、興味があることが多いことは悪いことではありません。

そういう意味で、大人になって昔よりは政治に興味を持てたきっかけを2つ紹介します。

1.お金のことに興味を持ったこと
2.政治について面白く説明する動画に出会ったこと

1.お金のことに興味を持ったこと

株の税率を30%にするという考えを持っている政治家がいるようです。現状の20%に対しての10%の増税です。とても嫌です。そういう政策を考えている人が総理大臣になってしまったら嫌です。そういう意味で興味があります。

菅総理が自民党総裁選挙に立候補しないと決めたことで日本の株価が爆上がりしました。海外の投資家には前向きなニュースだったのでしょう。

そういうふうに、お金に興味を持って、政治と結びつけることで興味が持てました。そういう意味で、お金の教育は生徒に政治に興味を持ってもらおうと思ったときにプラスだと考えられます。

2.政治について面白く説明する動画に出会ったこと

自民党総裁選挙についてはこの動画を見たら興味が深まりました。それぞれの政治家の思惑や、どのような戦況なのかがすごく面白く説明されます。さすがの解説です。この動画以外にもYouTubeには政治家のインタビューとか、色々ありますね。こういう動画を紹介すれば、学校の先生が政治について語るより、何倍も興味を持ってもらえる確率が上がるでしょうね。

最後に、改めて、必ず興味を持たなければいけないということはないと思います。人の興味は自由ですので、興味を持てる人は持って、持てない人は仕方ないと思います。私自身は学びについてはそういうスタンスで考えています。

その上で、多くのことに興味を持てたほうが楽しいことは確かです。少しおおげさに言うと、興味のあることが多ければ多いほど楽しい人生をおくれるのだと思います。だから、こういう興味を持ちづらいものに興味を持つためのきっかけとなるようなことがあったら、紹介して、広めたいなと思っています。

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