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小さな旅行記 2024冬北海道行(3)

初回はこちら↓。

 網走二日目は以前から行きたくて仕方なかった場所二箇所へ行きます。
 午前はオホーツク海に一番近い駅「北浜駅」へ。 

 午後は、昭和なら「網走番外地」今なら「ゴールデンカムイ」で有名な網走監獄へ。

 北浜駅を知ったのは鉄道雑誌の特集記事かなにかだったように記憶しています。
 その昔、伊勢志摩に行った際に海の間際を走る近鉄電車に乗車して以来、海辺を走る電車が大好きになってしまい、すっかり海傍駅が私の乗り鉄テーマの一つになりました。ちなみに昨年は四国の下灘駅に行っています。下記はその時の旅行記です。

 網走駅から北浜駅まではJR釧網本線の「しれとこ摩周号」 釧路行に乗っておよそ15分あまり。短い行程です。 

しれとこ摩周号 近影

 海が見え始めるのは出発から5分ほど過ぎてからでしょうか。流氷を期待していましたが、今シーズンは残念ながらもうすでに失くなっていました。

わずかに残った流氷

 駅に降り立つと、そこにはツアー客らしき外国人の団体が。駅に自動車で来ておもしろいか? などと訝しみつつ、なにせ本数が少ないので時間が限られた団体旅行だと致し方ないのかと思ったり。

憧れの駅

 私はきままな個人旅行の利を活かし、次の下りまでゆっくり1時間ほどの滞在です。
 北浜駅が有名なのは「オホーツク海一番近い駅」のせいだけではありません。今は無人駅となった駅舎に「停車場」という名の喫茶店があるのです。こちらのオーナーは元ホテルシェフだったとのことで提供される料理には定評があります。こちらで早めのランチをするのも、大きな目的でした。
 ただ、駅に到着してからお店のオープンまでには20分ほど時間があったので、開店まではたっぷり駅周辺の景色を楽しみました。駅のすぐ脇には展望台もあり、流氷の季節でも遠くまで見渡せるようになっています。眼前が白と蒼と碧なんて、さぞ見ごたえのある景色でしょうね。

線路とオホーツク海

 11時を少し過ぎてお店がオープンしたので早速入店し、シーフードスパゲティを注文しました。私がこの日の口開け客でしたが、後から後からお客さんが。海外の方たちもいます。やはり人気なのですね。 

店内
シーフードスパゲティ 湯気が立っています

 大変美味しゅうございました。
 食べ終わるとちょうど間もなく帰りの電車が到着するぐらいの時刻です。店内で売っている絵葉書などを購入した後は、寸暇を惜しみ写真を撮りまくって過ごしました。

網走行きの電車が来たよ

 憧れの駅で、紺碧のオホーツク海を見ながらのゆったりランチ。
 良い時間でした。

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